アート蔵の天井。
そこから、静かに垂れる一本の白いヒモ。
芥川の蜘蛛の糸の如く、
漆黒のなかから、静かに静かに私たちのいる下界に下りています。
そこにつけられた紙製の球体は、ゆらり、ゆらり。
人の気配で不安定に動きます。
その球体に、
自分だけの三津浜の色を探し、色を塗るワークショップを企画&実施したのには、ダンサーの今村達紀さんです。
アートバトルin三津浜では「たゆたい」をキーワードに作品を制作中。
今回のワークショップはその一環です。
参加者は、不安定にゆらり、ゆらりする球体と対峙しすることで、
自身の「たゆたい」とも対峙することになります。
(fujita)