今回のWSの根底に流れるテーマは記憶の深淵に迫るです。

ヒデリーノさんのワークショップ

 「顔のクローゼット」

タイトルだけではいったいどんな作品になるんだろう!?
とても不思議で、興味津々でした。

作品は、参加者の顔を撮影し、その日参加した人数分の顔を重ね合わせ一つの顔としてTシャツにプリントするというものです。

撮影が始まりました。

特設の席に座った参加者に、ヒデリーノさんがいくつかの質問をします。

「お名前を教えてください」

「小さい頃一番仲のよかった友達を教えてください、
その子とどんなことをして遊んでいましたか?」

や、

「初恋の人は?
その人とはお付き合いできましたか?」

などなど。

この質問には、きちんと理由があります。

カメラを向けられたときの緊張する顔をほぐしたい。
昔を思い出すとき、顔がその頃に戻り、表情が柔らかくなります。
そういう顔が撮りたい。
こんな想いがあります。

ヒデリーノさんのたくみな話術によって、ほころんだいい笑顔がたくさん撮れました。

その日この場にいた人たちの顔が重なり、そして、それぞれの人の遠い記憶が刻み込まれます。
たくさんの記憶のクローゼットをのぞきにきませんか?

WSで撮影した写真のTシャツ作品を展示します。
ぜひ、お越し下さい。
(yoshiko)

<アートバトルin三津浜>
日時:11月4日(日)AM11:00〜PM6:00
場所:木村家