不登校児童が5年ぶりに増加

昨年いじめによる自殺が相次ぎ
家庭でも「無理して行かなくてよい」という考え方が
増えてきた結果ではないかということです

確かにいじめなどで精神的に痛めつけられることが
わかっている場所には近づかないのは
人として当然の自衛手段ですから
緊急避難的に不登校を選択するのは当然です

たしかに子どもの立場では
当然の選択肢であり自分を守る権利でもあります
しかしそれ以外の立場ではどうなのでしょうか?

たとえば1人の子どもを不登校状態まで追い詰めた側は
何事もなかったように堂々と学校に通い
もしかしたらまた別の子どもを
いじめのターゲットにしていないでしょうか?
いつまでこんな連鎖は続くのでしょうか?

又、そういう子どもの人間関係の周りの大人たちは
当事者の一方が不登校になっている間に
すべきことはないのでしょうか?
子どもの環境を改善し不登校だった子どもが
安心して戻れるような学校にしてほしいものです

不登校の子ども達に会うといつも思うのですが
時間が止まってしまっているのです
学校に行かなかった時間、友達とふれあわなかった時間
勉強を教えてもらわなかった時間
行事でいろいろな体験ができなかった時間は戻ってきません

成長過程にある子どもにとって貴重な体験や時間を
のびのびと過ごす権利があるはずです
不登校は1つの選択肢ですが
それ自体は何の解決にもなりません

全国でたくさんの子ども達が
不本意な状態に置かれていること自体を
改善しなければなりませんが
誰が、いつ、どこで、取り組んでくれるのでしょうか?
数が減れば良いという問題ではありません

<ホウセンカはなつかしい花ですね。今年初めてトンボを見ました>