暑中お見舞い申し上げます。
じりじりと照りつける太陽に生気を吸い取られるような気がします。
そんな時、私は古い映画を観ることにしています。
怒りの葡萄は、1939年の映画です。
パイレーツオブカリビアンも大好きですが、余分な色彩も音響効果もない
映画は、自分のなかに眠っている大切な気持ちに静かに語りかけてくれる
ような気がします。
アメリカの資本主義社会が、階級差別を作る過程が見事に
描き出されています。
最も貧しい小作農の一家が、幸せを求めてさすらう旅路の
ラストシーンで、ママは車に揺られながら、
“We are the people”
って静かに、でも、力強く語ってくれるんです。
NPOは、誰のためのものなのか?と考えたとき、
民衆のためのものであることに間違いはないでしょう。
社会問題を丁寧に紐解いて、その解決のための秩序として
NPOが存在するのだと思っています。
日本のNPOは、アメリカや他の先進諸国のNPOをお手本としても
うまくいきません。仕組みが違いますから。
でも私たちは、一市民として、幸せを追求することができます。
まずは、自分の。そして家族の。仲間の。
幸せな笑顔に、たくさんたくさん出会いたいと思います。
それが、NPO法人CUPの目指すことだから。