韓国の子どもの性暴力救済相談所の所長さんたちが視察に来られました

2007年8月13日

韓国はここ数年、子どもの性暴力被害に対する発展がめざましく、ワンストップセンターが全国に110箇所できているということです。
国が運営する一年中無休の24時間緊急電話ライン、子どものシェルター、国が費用を投じ司法面接技術の研修を行うなど、日本から見ると指を加えて見てしまうような充実ぶりです。

その全国の相談所の所長さん達総勢28名がキララを訪問されました。
狭いキララには全員が入れないので、3班に分かれて見学いただきました。

見学が終わった後は「木曽路」で交流会&昼食会。

日本食を召し上がっていただきました(%音符2%)(%音符1%)

韓国・キララともにティーンエイジャーも数人参加(%ひよこ%)(%ペンギン%)(%ひよこ%)

韓国の性暴力救済相談所とキララをつないでくださったのは、あの森田ゆりさんです。
森田ゆりさんは7月に韓国に招かれ講演をされました。
その縁で今度は韓国の方々が日本の子どもの性暴力被害支援団体を視察に来られることになったのです。
そこで、関西で子どもの性暴力支援をしている団体としてキララをご紹介され、このたびの訪問となりました。

私からキララの事業内容を説明し、
また日本の子ども達の現状をお話しました。

☆子どもの相談で一番多いのは「性暴力被害」
☆被害者には女の子だけではなく、男の子も多い
☆いじめの延長での性暴力が増えている
☆増えている原因には、暴力の連鎖が考えられる
☆それだけでなく、インターネットや雑誌等の影響も大きい
☆その一方で、学校で性教育ができなくなってきているため、ますます性暴力は増えると推測している
☆でも、悲観ばかりでなく、CAPは全国に普及しているし、キララも民間として小さな力でがんばっている

などをお話しました。

最後は質問タイム(%エンピツ%)

たくさん質問を受けました〜!

「運営費はどうしているのか?」
「政府からお金をもらっているのか?」
「スタッフは給与をもらっているのか?」

率直に答えたら、絶句されていました(%ショック女%)
日本は子どもの性暴力被害の支援について、恐ろしく貧困な国ということを、韓国の方々だけでなく、キララのスタッフもあらためて思い知ったのでありました(%涙%)

お隣は通訳の方(%ノート%)
とても親切な方でした!
食事もまともにとれず大変そうでした〜。