わがやの息子、20歳になります。
コーチングの問いかけは、「あなたは、どうしたいの?」
質問をすることから 息子は自分の事を真剣に 考え始めました。
高校時代は、自分は 何で勉強するんだろう?
将来は 何をして どうやって生きていこう?
まさに、その答えを探して 悩んで 悩んだ時間でした。
本もたくさん 読みました。
その彼が出した答えは・・
皆が大学へ行くから、自分も行くのは 納得できない。
目的があって、行動したい。
だから 大学へ行くよりも、早く社会へ出て 経験を積んでいくために
自分の夢に向かって、自分は アメリカで 働きたい。と。
そう決めてから 息子の行動はどんどん 広がっていきました。
どうすれば、アメリカで働けるのか?
沢山調べて 情報をあつめて、渡米の準備、チケット手配も 自分でして、
先月 1人で 初めての海外、ロスから1時間ほどの アーバインという
街に着きました。
はじめは、英語学校へ通いましたが、短大の英語の試験に受かり
すぐに 学校のそばに引っ越しの準備、学校の入学手続き
自分が受けたい授業の申込み、など すべて 慣れない英語で話しながら
自分で やっています。
自分で決めた 次の目標が見えています。
この1か月の間に どれほどの経験をしたことでしょう。
自分の考えで動くこと、自分で決めて 動くことで、エネルギーが
どんどん 高まっているのを 感じます。
1つ1つ 大変な時も あるでしょうが、でも
自分の人生の道を 自分で作る楽しさも 体いっぱいに 感じているように 思います。
親は、スカイプ(インターネット電話)で 話を聞きながら、
「何か、やってほしいことはある?」
「今は 何を優先したいと思ってるの?」
「それには どんな方法が あるの?・・ほかには?」
「どうやったら、うまく いきそう?」
「どこに行けば 教えてくれる?」
などなど 質問と 大きな承認をしながらのサポ—ト。
これから、自分の持てるエネルギーで
どれだけ 可能性を開いていくのか、とても 楽しみです。
遅かったけれど、やっと 依存から 自立の扉をあけて、
自立することの素晴らしさと 同時に厳しさも 感じたことでしょう。
こどもの気持ちを 聞いてあげる=自分で考えるチャンスを作ってあげる、
それを認めて 受け入れてあげる(受容すること)・・・
その環境の中で こどもは やる気が膨らんで
どんどん伸びていく・・・と、わたしは 思います。