第3回「公共事業の構想段階における計画策定プロセス研究会」—ガイドライン骨子案が議題に

今日8月29日、国土交通省に設置された「公共事業の構想段階における計画策定プロセス研究会」(第3回研究会)において、計画策定プロセスガイドライン骨子(案)が議題となっている。
同研究会は、 公共事業の構想段階での 計画検討のあり方・住民参画プロセスなどを示す 『計画策定プロセスガイドライン(仮)』を 作成するための検討を進め、 10月をめどに原案を取りまとめ、 一般からの意見募集(パブリックコメント)を 行った上で最終決定する予定。骨子(案)の内容は現段階では明らかではない。
東京都が外郭環状道路を対象に行ったPI(パブリック・インボルブメント)会議も成果を生み出したとはいい難い。本来、公共事業は地域特性の強い事業であり、国が示す「ガイドライン」が必要なのかどうかも含めて議論すべきはずだ。骨子案や原案の内容にとりあえず注目したい。
なお、2回目の研究会(3月)で国土交通省は、計画策定プロセスへの 住民参画などに関する対応方針案を示したとされる。(以下は、次のブログより引用した)

http://orinoo.blog89.fc2.com/blog-entry-247.html

方針案では、 計画検討時に設ける外部機関について、 『専門性の確保』や『意見の集約・調整機能』などの 役割分担を明確にすることが必要と指摘。
その上で、 利害関係が複雑な場合には、 専門性確保のための外部機関と 意見の集約・調整のための外部機関を別々に設けることが望ましいとの見解を示した。