9月1日、渋谷の日本アムウェイオーディトリアムにて、特別支援教育や軽度発達障害の理解を深めるのを目的に、シンポジウム「天才たちは、こうして育った」が開催されました。
基調講演は、
「子どもは海」
臨床心理士、NPO法人海から海への副理事長、こころとふくしの研究所所長の阿部愛子先生です。
ご長女、瑞木さんが自閉症でいらして、その子育てで味わったたくさんの心の豊かさを語ってくださいました。
「そのままでいいよ」
ってことを子どもから教えてもらったという話がとても印象的でした。
瑞木さんは絵が大好きで、すばらしい表現力をもっていらっしゃいます。
そのことを発見したときの鳥肌が立つような感動のお話、とてもよかったです。
でも、そこにいたるまでは、やっぱりしょうがいがあるということで習いたいお稽古を断られたり、いろいろなチャレンジをしていらしたのでした。
瑞木さんはもう34歳、恋をしたりいろいろ経験して、今ご家族のためにものすごくおいしいクルミのパンを、毎朝焼いてくれるそうです。
海は自然で、人間は海から生まれたこと、海はすばらしい・・というお話が締めくくりでした。
第2部のパネルディスカッションは、パネリストに阿部先生、三鷹市立ハピネスセンターくるみ幼稚園園長佐伯裕子先生、アーツセラピー総合企画研究所の馬場俊一先生。
コーディネーターは、ケンパ・ラーニング・コミュニティ協会の和久津さんです。
馬場先生は精神科の医師で、また芸術療法の普及啓発に努めていらっしゃいます。
絵を評価してはならない、ということが納得のいくお話でした。
大画面でパワーポイントとかで説明してくださるとよかった。。
すごく芸術療法を知りたいと思いました。
高機能自閉症の7歳男子の保護者インタビューが上映され、周りの人に子どもがしょうがいであると言うことの勇気や、理解してもらうことの大変さについての保護者の悩みなどが語られ、またそのような保護者にどのように現場は寄り添えばよいかということをディスカッションしました。
(%CD%)インタビュー映像は東京こどもセンターにアップしましたので、
どうぞこちらからご覧くださいませ。↓
http://www.child.or.jp/happy_child_care.html
三鷹ハピネスセンターの佐伯先生も、幅広いご経験からいろいろ実践的なご意見をおっしゃってくださいました。
会場の参加者の方からも、日々ぶつかるさまざまな壁をどう乗り越えるかの質問がでました。
今回は第1回なのですが、次回にまたつながるようなシンポジウムとしてまずまずというところでしょうか?
特別支援教育もほんとうに始まったばかりという感じです。
後日、シンポジウムの動画もアップしますのでおたのしみに!
(%ニコ女%)(%星%)