小学5年生のあなたへ

ぼくには1つ上のお兄ちゃんがいます。
ぼくが生まれる前、お母さんは、周りの人達から、「そのおなかのふくらみ方は絶対に女の子だ!」と言われていたそうです。通りすがりに話した人までもがみんな同じように言うので、お母さんはそう思いこんで病院の先生にも性別を聞かないまま名前も女の子の名前ばかり考えていたそうです。
平成9年1月4日だれも思っていなかった男のぼくが生まれて来た時は、お母さんは本当におどろいたそうです。ぼくは初めてその話を聞いた時、「みんなはぼくが女の子だったらよかったのかなあ。」と、とても悲しくなりました。でもすぐにぼくが生まれてきた事をおじいちゃんもおばあちゃんもお父さんもお母さんもみんなが喜んでいてくれたのだという事がわかりました。
お母さんはよく「そうくんが生まれてきてくれて本当によかった」とぼくに言ってくれます。ぼくもお父さんとお母さんの子どもに生まれてきた事をとてもうれしく思っています。いつもけんかばかりするけど、お兄ちゃんも大好きです。
これからも家族みんなが仲良く元気でいられるといいなぁと思っています。

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松山市立塩見小学校 S・O