DPI世界会議韓国大会に参加して(その3)−ソウル市の交通渋滞と公共交通体系の改革

韓国には3泊したが、ホテルはソウル市内であって、毎日、前回報告したハンボットの車で送迎して頂いた。そこで目にしたのは、東京よりもひどい交通渋滞であった。
しかし、その交通渋滞よりも興味をもったのは、ソウル市の公共交通体系の改革である。それは、路線を合理的に設定して体系化し、道路中央にはバス専用車線を新設置し、バスと地下鉄の無料乗り換え制や交通カードシステムを導入したものである。写真は、バス専用車線である(この写真は、東京大学21世紀COEプログラム「都市空間の持続再生学の創出」のホームページからお借りした)。
ソウル市の公共交通改革をすすめたのは、このたびの韓国大統領選挙の候補者に選出された李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長であったが、さて、韓国大統領選挙がどう展開するのかも興味深いものがある。

右の写真は、車窓から見たソウル市街である。右手奥がソウルの中心部になるが、高層マンションが林立する様子と、高速道路(無料)の混雑ぶりがお分かりいただけると思う。