やる気がなくなってきた男の子〜 その1

こんな話をお聞きしました。
ある小学校4年生のAくんは、これから 始まる工作に
もう やる気まんまんでした。
なぜなら・・
大好きなTVの登場人物の武器をつくるために
きのう お母さんと買い物へ出かけて
3メートル近い丸太と木片も 買ってきました。

A君は、その武器がいかにすごい物かを 熱く語って
熱の入れようは 半端じゃありませんでした。

そして、工作が 始まりました。
A君も のこぎりを使って 木を切り始めました。
はじめは やる気いっぱいで 順調でした。

でも、時間が経つにつれて 「どうやらこれは 大変な作業だ。」
A君もサポートするスタッフさんも そう感じ始めていました。

そこで、スタッフさんは
「じゃ、大変そうだから 友達と交代にして やろうか。」
そう決めて、友達にも 声をかけてくれて
1時間交代の 作業になりました。

それでA君は 待ち時間は マンガの本を読みました。
仲間の手を借りて 作業は進み、
最後のところは、A君が 仕あげて完成しました。

ところが・・・あれほど楽しみに していたのに
できた時は A君には 喜びと嬉しそうな表情が あまり ありませんでした。
だんだん やる気が 小さくなくなっていたようです。
スタッフさんは 自分の声のかけ方を 反省していました。

みなさんが、このスタッフさんでしたら
どのタイミングで どんな声かけをしたら
A君は 「やったー!」という達成感と笑顔いっぱいに 終われたと 思いますか?
ちょっと 考えてみてくださいね。(続く)