アートin湯治(AIT)ドキュメント④ 「DATE SPIRAL@あ・ら・伊達な道の駅」

東北一人気のある道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」は古川から鳴子へと至る国道47号線沿いにあり、いったいいつ行ってもたいへんな人出です。

200軒あまりの農家と契約し、常に新鮮かつおいしく安全な農産物を提供するほか、それら地域の食材を使った野菜プレートなど意欲的なメニューを出すレストラン、そして何より本州では食べられるのはここだけというロイズのソフトクリーム(濃厚なのにあっさり)など、実にやる気満々で、これが道の駅か?というような人気スポットなのですが、この建物の中央部にあるスパイラル・ホールにて、門脇の毛糸を使ったインスタレーションを11月下旬まで展示中です。

担当していただいた斉藤総務課長さんによると、外部からのお客さんはもちろん、何よりこのホールは、契約いただいている農家のみなさんに楽しんでいただこうと考え、こいのぼりやねぶた、七夕スクリーンなど、季節ごとにいろいろな趣向を凝らしているのだとか。そこへ「りくとうアートライン」の話をもっていったわけで、渡りに船と「びっくりするような前衛的なものを」とのお話で、ちょっと役不足かとも思いましたが、とりあえずは「りくとう」初年度ということで、吹き抜けをうまく使った展示を実施しました。

シーズンには駐車場から出るのに30分かかると苦情の出る「あ・ら・伊達な道の駅」。JR陸羽東線・池月駅からも歩いて1分ほどです。

(コメント:門脇篤