アートin湯治(AIT)ドキュメント⑤ 「自炊の宿・まるみや」

8月30日、「アートin湯治(AIT)」2日目も暮れていきます。
写真はJR陸羽東線・上野目駅。一面に広がる田んぼに霞がかかっています。
こんな美しい夕暮れを、ゆっくりとながめたのは何年ぶりだろう、というかながめたことがあっただろうかとすら思います。
やはり湯治場の醍醐味は滞在にあり、です。

そして、私のこの日の宿は自炊専門の宿「まるみや」さんです。
自炊専門とあって、食事は何があってもつきません。
が、何泊か連泊をした方はおわかりのとおり、宿のご飯というのは量も多く、しかもあれよあれよという間に食事の時間になるので、2,3泊もしていると、自分のペースで、好きなときに好きなものを好きな分だけ食べたいという気になるもの。だから湯治場は自炊なんですね。
そこで夜は「大衆食堂 舞」さんで食事。ビギナーにはかなり難易度の高いお店といえるでしょう。

ちょうどこの日、健康講座があり、東鳴子を訪れていた錬堂さんといっしょに。
「アートin湯治(AIT)」参加アーティストでダンサーの鷲野礼奈さんも講座に出ていたそうです。右ひざを痛めているとのことで、錬堂さん、一瞬でなおしてました。
私も春に左ひざを打撲し、3週間というものまったく動かせず、いまだに痛むのでこれも相談すると、「ここだっ!」と痛いところを一押し。すると不思議なことに本当になおってしまうんです。すごい。

ひざもすっきりなおって、いざ「まるみや」さんへ。これがなかなかいいお部屋なんです。
そして写真はまるみやさんご自慢のお風呂「味噌汁の湯」。鉄分を豊富に含み、たいへんいい湯かげんです。

そしてこれが宿の部屋から見える風景。JR陸羽東線の線路がすぐそこを通っていますが、1時間にのぼりくだりの2本程度。終電も8時台なので何の問題もありません。
明日31日は、感覚ミュージアムと鳴子中学校訪問の予定です。

(コメント:門脇篤