アートin湯治(AIT)ドキュメント⑫ 「湯けむり設置!」

「アートin湯治(AIT)」4日目。曇り空の下、朝から「湯けむり」の設置作業が行われました。
町内会の方々が集合時間の9時前から集まり始め、昨夜、勘七湯大広間でふくらませた「湯けむり」がバスで次々と旧明正館駐車場に運び込まれます。

そしてこの日最も活躍したのがこれ、ナカムラ電気さんが持ってきてくれた高所作業者です。高い街路灯も楽々届きます。地上では町内会やゆめ会議の方が湯けむりにロープを通し、ナカムラ電気さんに渡していきます。これをナカムラさんがひょういと受け取り、レバーを動かしながら2人がかりで上空へ。

だんだんと手順がわかり、みんなその手際をながめているところ。温泉街が異様な空気に包まれます。

湯けむりの制作を実際に担当していただいた町内会婦人部のみなさんも、自分たちのつくった湯けむりの設置を感慨深くながめています。

町の方もお子さんを連れてこの不思議な光景を見物に。いったいこの小さな瞳には何が起こっているとうつるのでしょう。

ということで、午前中で湯けむりの設置は完了。
この日は午後から宮城県地域づくり協議会のみなさんの研修会が勘七湯大広間で行われ、宮城県内各所から集まられた20数名の地域づくりのみなさんに、東鳴子での地域づくりの事例として、この湯けむりほかアート作品を見ていただくツアーも実施いたしました。

(コメント:門脇篤