【2007/10/16】 はごろも福祉作業室ボランティア

久しぶりに、はごろも福祉作業室に行って来ました。

はごろも福祉作業室は、知的障碍者の就労訓練所みたいなところです。

養護学校を卒業した後、知的障碍者は就職がとても難しい状況にあります。
でも、就職できないからと言って家庭に閉じこもってしまったのでは社会の一員とは言えません。

知的障碍者も立派な社会の一員です。
社会参加する手段があるべきです。

そこで、同じような状況にある人たちが集まって、共同でビル清掃などの仕事(右の写真はその写真です)を引き受けたり、町のアルミ缶を拾い集めてリサイクル工場へ持ち込んだり、古新聞・古雑誌を集めて仕分けしてリサイクル工場に持ち込んだりして、お金を稼ぐ作業を通して社会参加をしています。

そして、はごろもで得た社会性と技術をもとに就職することを最終目標としています。

今回僕がいったら、一人のメンバーが来年の2月までの期限付きで配管工の仕事に出ていました(^^)

メンバーは個性的な人たちばかりです(^^)

はごろも福祉作業室では、就労訓練だけでなく、親亡き後も自立して生活できるようにさまざまな訓練をしています。

その一つが明日の調理実習。
毎月一度、自分たちの食事を調理します。
中には調理師の資格を持つメンバーもいたりします。
知的障害といってもレベルは様々なんです。

女の子には化粧教室もあります。

僕が3年生まで引き受けていたのは、月一度の手作り健康講座です。
毎月、手洗いの大切さ、身近な寄生虫(掃除の大切さ)の話、インフルエンザの話などなどをしていました。

他、漢字練習の時間、算数の時間などなど、あります。
漢字練習は、自分の名前が書けたり、町の看板や道路標識が最低限読めるように、算数は買い物で困らない程度に。
いずれも社会生活を営む上でとても大切なことばかりです。

数年前までは、琉ボラの前の前の前の前の前の前の前の部長や、僕や、ヘルシー、たると、沖国ボラメンバーの面々が立ち替わり入れ替わり入っていたのですが、あいにくここ数年、継続した学生ボランティアは途切れているようです。
年1回キャラとなった僕が大歓迎を受けるので、相当ボランティア・ニーズは高いものと思われます。

長田の田園書房手前です。
北口から『歩いて』20分くらいでしょうか?

調理実習補助ボランティア、算数練習ボランティア、漢字練習ボランティア、アルミ缶や古紙をリサイクル工場へ運ぶ際の運転手ボランティア、などなど、学生ボランティアニーズの宝庫です。
月一度2時間から昼飯付きで、しかも自分の都合のよい日を選ばせてもらえるという、これ以上にない好条件でボランティアを常時募集しています。

教育学部の人、超おすすめです。
社会参加とは何か、お金を稼ぐとはなにか、自立するとは何か、とても勉強になります。

猫五郎