JR福知山線列車事故から二年半のきょう、
多くの方々の「思い」と「祈り」の結集の
繭玉のエンジェル・タペストリーを、
JR西日本本社13階にある「事故追悼室」に
納めさせていただくことができました。
いつか、事故現場あとに、雨風のしのげる広い
スペースなどができたら、あのメッセージボードと共に
いつでも、どなたにでも見ていただきたいと思いますが、
このたび、こういう形で設置していただくことができ、
心の底からホッとしております。
関わってくださった皆さま方に、深くお礼申しあげます。
ご遺族のお気持ちや、実際に乗車されていた方々
(ブログライターの次女も含めて)の体験は、
私たちにも、はかり知れません。
しかし、真に安全な公共交通機関の実現や
心から安心して暮らせる社会を希求する
思いはみんな同じだと思います。
繭玉を一つひとつ見ていたら、涙が溢れてしまいました。
大江さん、平田さんとしばしのお茶の時間のあと、
車を運転しての帰り道、なぜか涙が止まらなくなって、
阪神高速をおりて飛行場に行き、しばらく一人で心を鎮めていました。
どうかあのタペストリーの107個の繭玉の天使達が
いつも、みんなを見守っていてくれますように・・・。
あのタペストリーを見るたびに、大事なことを
思い起こすことができますように・・・。
忘れない・・・。
生きているものが、それぞれの役割で
語り続けていきますから・・・。