アースデイマネー東京報告(後編)

再びスタッフのマツキです。
27日の記事の続きです。

若い人も興味津々。シートを熱心に見ています
(手前の女性はボランティアの人です)。

話しかけてみると、
「たまたま目について面白そうだからやってみました。
地域にこんな(シートに載ってるような)プロジェクトがあるなんて知りません
でした」
と答えてくれました。

夕方は撤収作業のお手伝い。作業しながら、いろんな人と仲良くなりました。まちづくりを研究テーマにしている学生さんや、ただボランティアをやってみたかった中年男性、このイベントに賛同していつも駆けつける人、ひとつの屋台として出展しつつもイベント全体を手伝うNPOの人たちなど様々。この取り組みが、実にいろんな人を巻き込んでることを実感しました。
撤収作業でアースデイマネー500rも手に入れました!

撤収作業が終わった後、特に予定もなかったのでそのまま機材を事務所の倉庫に搬入するメンバーに加わりました。なんと事務所は廃校になった小学校の校舎内!夜の学校でワイワイ言いながら作業するのは楽しかったです。そのまま皆さんと一緒に飲みに行って、アースデイマネーでつながった縁をさらに深めたのでした。

寄付やボランティアによって得たアースデイマネーは、地域の参加協力店や
NPO主催イベントの参加費として使うことができます。

http://www.earthdaymoney.org/use.php

アースデイマネーが興味深いのは、市民とNPOを実にうまく
つなげているところです。「寄付」や「ボランティア」に対してまだまだ関心がなかったり
敷居が高いと感じたりする人でも、この通貨が介在すれば、自然に且つオシャレにNPOを支えることができます。この取り組みは、資金的自立や寄付文化の普及、ボランティア・人材不足など、NPOが抱える課題やニーズに対して、解決のための大きなヒントになるのではないでしょうか。

もちろん渋谷のやり方がそのまま箕面に合うわけではないし、渋谷だってまだ模索中
の部分もあります。自分の地域に合った、NPOと地域社会の資金循環の形はどういったものがふさわしいのか、それは、それぞれの地域で考えなくてはならないでしょう。

そこで、アースデイマネーの設立に関わった嵯峨生馬さんをお招きして、講演会&ワークショップを行います。アースデイマネーの取り組みの紹介や地域社会の資金循環の形について考えるワークショップを行う予定です。日程は1月27日(NPOフェスタ2日目)
13:30〜 みのお市民活動センターにて。

ご興味のある方は、奮ってご参加ください!

(写真はアースデイマネー6周年記念パーティーでのトークセッション。左が嵯峨生馬さん)