「在日外国人に朗報 10カ国語対応ECサイト開始」(産経新聞10月6日)

「在日外国人に朗報 10カ国語対応ECサイト開始」
(産経新聞10月6日)

 在日外国人が母国語で購入できる電子ショッピングモール「Youbuy」がこのほど正式にスタートした。事業を立ち上げたのは在日トルコ人が社長を務める「e−buy」(横浜市)で、日本語、英語のほか、スペイン語・ポルトガル語・ドイツ語・イタリア語・中国語・韓国語・ロシア語・トルコ語の10カ国語に対応する。

 同社のアイディン・ヤヒヤ社長が、「周囲の外国人が、インターネットショッピングで困っている現状を見て、多言語で買い物できるサイトを」と考えて始めた。将来的には「日本の商品を世界中から買えて、世界の商品を日本からも買えるモールにしたい」と話している。

 多言語サイトの構築に時間がかかるため、「年内に500〜600店舗の申し込みを想定。うち半分を実際にサイト上で展開したい」といい、平成20年末には、出店数1000店舗、売上高2億円を目指す。企業名とサイト名が紛らわしいことから「2〜3カ月後をめどに、『Youbuy』に統一する」方向だ。

 英字紙や外国人向けフリーペーパーのほか、日本語学習サイト「ひらがなタイムズ」にリンクを張るなどして知名度を上げる方針だが、同社は「在日の外国人向けというニッチな市場なので、浸透は早いのでは」とみている。

 ヤヒヤ社長は、「こうした事業には、タイミングが重要。先んじて手がけることが大きい。国際的なイメージを持つモールサイトとして、『まずは見てみよう』と思われるブランドに育て上げたい」としている。