湯けむりにひきつづいて、3人の湯治アーティストの作品も生徒さんたちといっしょに展示しました。
こちらは田中真二朗さんのベランダの模型のような作品「ヒトノスミカ2」。
みんな、ひとつひとつていねいに鑑賞しながら設置をしていきました。
が、どうもなかなかうまくいかなかったようです。
生徒作品の中に置かれた高橋健太郎作品「その場」。
椅子にやしの実のようなものが置かれ、その実から今、つぼみがのびてきているもので、中学校にぴったりと思われました。
そしてこちらが狩野哲郎さんの「雑草」。
本来的にはシチュエーションなどを考慮しながら設営されますが、今回は育てた雑草の苗をそのまま展示するというかたちをとりました。
いずれもいわゆる「型にとらわれない」作品であり、作家的にはおそらくまったく満足のいく展示ではなかったと思いますが、生徒さんたちに作品の実物の一端を見てもらったり、いっしょに展示作業をするなど、作品を体験してもらう機会としてもよかったのではないかと思います。
今回ははじめての試みであり、小さな一歩ですが、今後、いろいろご意見聞きながら、協力していただける方などさがしつつ、長期的に取り組んでいきたいと考えています。
(コメント:門脇篤)