鳴中生と湯けむりづくり

今日は明日開催される大崎市立鳴子中学校文化祭の準備日です。文化祭には「GOTEN GOTEN 2007 アート湯治祭」との連携企画として、アーティスト作品もいっしょに展示させていただくことになりました。

生徒のみなさんも明日のために合唱やダンス、演劇の練習をしたり、展示の設営をしたりと大忙しです。
だいたい展示ものが落ち着いた2時過ぎあたりから、アートの展示を手伝ってもらいました。まずは風船をふくらませ、シーツに入れて「湯けむり」をつくります。

予想以上にたくさんいっしょにつくってくれる生徒さんが来たので、用意していた風船100個はあっという間にふくらんで、湯けむりシーツの中に飲み込まれてしまいました。風船もっと用意しておけばよかったです。えらくうれしそうです。

鳴中は昨年、地域の中学校3校を統合してできたたいへん新しい学校で、校舎もかなり斬新。いっしょに連れていくとアーティストたちは、「こんな学校で勉強していたらきっと何かがちがっていたかもしれない」と口々に言います。
湯けむりについている穴にロープを通し、吹き抜けの廊下に湯けむりを投下します。

みんなで力を合わせてかなりうまくいきました。
「湯けむり! 湯けむり!」と、事前に美術の藤島先生から配られたチラシでおおよそのアート展示作品を把握している生徒さんたちは喜んで下から指さしています。
校長先生も「おー、湯けむりだね」と満足げ。校長先生の奥様も実はこの「湯けむり」制作者のおひとりです。

この湯けむりは、8月29日から9月4日の間に宮城県東鳴子で行われた「GOTEN GOTEN 2007 アート湯治祭」の美術企画「アートin湯治(AIT)」で制作・展示したもので、東鳴子町内会婦人部のみなさんのお手を借りて制作しました。
その後、10月はじめに千葉県船橋市での企画で展示し、再び鳴子へ里帰りした、というわけです。

(コメント:門脇篤