りくとうアートライン・セカンドステージ、明日からスタート!

GOTEN GOTEN 2007 アート湯治祭」の美術企画「りくとうアートライン・セカンドステージ」が、とうとう明日から12月9日までの会期でスタートします(詳しい内容や地図はこちら)。
この「セカンドステージ」は、実は企画当初は予定されていなかったものです。しかし「うちの使っていない別館を貸そう」という東鳴子の勘七湯さんの協力や、新たに岩出山の感覚ミュージアムの館長・副館長に就任された「ミュージアムを地域のものにしていこう」というおふたりの理解、そしておもしろそうだからと遠方から参加してくれる若手作家らの存在によって実現することとなりました。

そうした事情があって、専用のチラシもなく、広報も十分なものには至っていないかもしれませんが、ぜひともここで生まれた気持ちや結びつきを、来年へとつなげていきたいと思います。
アートは、いったいどんなものができるのか、それがひとにどんな気持ちを与えるのか、やってみるまで、あるいはやった後でさえ、わからなかったりします。そんな物騒なものなのに、とにかくやってみないとわからないから、と理解してくださったり、支援してくださる方々がいるというのは、本当にありがたいことです。
しかし「おもしろい」というのは、本当はそういうものを言うのではないかと私は思います。

どうなるかがわかっているもの、やってみて満足してしまうものなんて、つまらない。そんなどこまでも文化レベルの高い人が顔をそろえる地域。それがこの大崎エリアになる日が来るのではないかと思います。そのためには、アーティストはもっともっとがんばっていかねばなりません。もっともっと町の人にご迷惑をおかけしていかなければいけないことでしょう。
明日から始まる企画ですが、なんかもうまとめに入ってしまいました。

ぜひ、この機会に一度、鳴子・岩出山方面へ足をお運びくださり、アートとともに、岩出山の歴史と、鳴子のお湯を堪能くださるよう、どうぞよろしくお願いいたします。

(コメント:門脇篤