NHK ようこそ先輩課外授業の番組を見ました。
今回の先生は 医師の鎌田先生。
6年生の授業で伝えたかったことは・・・
人の話を聞くことが
自分の生き方を変えることも あるということ。
きちんと聞くことは、
生きる力になること それに気付いてほしいことでした。
鎌田先生は最初に こども達に患者さん役になってもらって
悪い先生を演じたロールプレイを しました。
悪い先生は 話を聞きません。
患者のこどもは言いました。「ちゃんと見てほしい。」
「無視すると むかつく・・。」と。
次に良い先生役をしました。
鎌田先生が ずっと大事にしてきたことは、
よく聞くこと。そして共感をすること。
それから先生は こどもたちを老人施設に連れて行き
脳卒中で倒れて 体が動けなくなったSさんの話を 皆で聞きました。
「動けなくなった時は、絶望したの。でもね、周りのひとが助けてくれたの。
良い人もいっぱいいます。・・」
そして、最後に子どもたちに 「わたしは あなた方とこんなに素晴らしい時間を
もつことが できました。聞いてくれて ありがとう。」と。
鎌田先生は言いました。
「聞くことは、喜び・うれしい気持ち・生きてて良かった!ことに つながります。
聞くことの1番の目的は、
相手を理解しようとすることです。」
それから、子どもたちはホスピス病棟に行きました。
そこでは、肺がんを患い 自分の大切な生きる時間を こども達へのメッセージに
残して亡くなった Yさんからの ビデオレターを見ました。
Yさんはこんなメッセージを こども達に伝えてくれました。
「私は 自分の死を受け入れようと思っています。
家内には感謝しています。「ありがとう。」って 伝えました。
こども達にも 感謝しています。
やっぱり どんな事があっても 大事なことは、生きることなんですね。
どんなに辛い事があっても 生きるんだ、という気持ちで
その小さな芽を どんどん広げてもらいたい。
そのためには、多少の辛いことは 我慢しなくちゃいけない。
我慢ということは 自分一人で 我慢するんじゃなくて
友達や周りのひとに 相談をして、自分はこういう事で 悩んでるんだけど
どうだろう、って 人に声をかけて 呼びかけて、
そしてお互いの心の輪を 作ってもらいたいと 思いますね。・・」
最後に鎌田先生は こどもたちに
自分の心に残った「言葉」を書いて下さいと 言いました。
こんな 言葉が ・・・
「自分の命を 大切に」
「共感」して 相手を思って聞くこと
「生きる」
「ありがとう」
「普通に生きることの 素晴らしさ」
鎌田先生
「よく聞くことは あなたたちの人生を豊かにする。生きる力になる。
聞いてくれて ありがとう♪」
とても いい番組でした。 ありがとうの気持ちです。