11月17日は、NPO大学マネジメントコースの最終日で、
受講されている方々による、それぞれの団体の
SWOT分析・BSC(バランススコアカード)を発表する日でした。
当法人も、3年前、昨年と、コアスタッフが順番に
受講しましたが、時々自分たちの活動を、
ふと立ち止まって、客観的に、あるいは、俯瞰で
見てみるのに、このツールは便利だと思います。
でも、使いこなしがなかなか難しいかなとも思っていました。
現在、NPO大学の運営委員をさせていただいており、
その関係で、この日は、當間先生、(株)アシックスの
田ノ岡さんともご一緒に、コメントをさせていただくことに・・・。
しかし、各団体のSWOTやBSCを拝見し、私自身も
本当に勉強になりました。
これらのシートには、良くも悪くも、その団体が
如実に反映されてしまいます。
でも、ここに書くのは、あまり、かっこいいこと、大それたこと、
理想でなくてもいいんだと思います。
事業計画書と、このBSCとをリンクさせて、
その年度、あるいは短期目標でもいい、その団体が
達成したいとする具体的な目標と、具体的な方法の
「見える化」をすればいいんですね。
それこそ、SWOTやBSCシートを壁にでも貼って、
スタッフ間でも共有しながら、常に意識して事業運営する、
それができれば生きてきますね。
当法人も含めて、NPOの活動は、
みんな社会起業家の集まりです。
どうか、どの団体も疲弊せずに、
活動が継続していくように、志が全うされるように、と
願わずにはおれません。
国の施策としても、NPOへの寄付制度が改善されるなど、
また、地域でも、「心の投票」、地域のサポーターの寄付で支えられ、
市民意識に支援的なものが芽生え根づいていくことを心から願います。
NPO法ができて来年で10年。
NPO同士も助け合って力をつけて、ネットワークしながら、
踏ん張っていくしかないですね・・・。