第8回 ワーカーズ・コレクティブ全国会議in熊本報告

11月17日、18日に熊本で、ワーカーズ・コレクティブ全国会議が催され、出席してきました。

今年は、1982年に神奈川で第一号のワーカーズ・コレクティブが誕生し、25週年目にあたります。はじめて開催する九州の熊本において、W.co設立の原点を確認するとともに、「さぁ がまだすばい(がんばりましょう)地域・世代を超えて働く場づくり」を合言葉に、多くの力を集めて、こんな時代だからこそ、協同組合、ワーカーズ・コレクティブが社会的企業の1つとして力を発揮していくことを確認することを目的に開催されます。

会議の出席者総数は、381名。

ワーカーズコレクティブとは、
 ・同じ目的を持った仲間が作り出す、地域に有用な事業
 ・出資・労働・経営を全員で担う
 ・働くことを通し、社会的・経済的・精神的自立をめざす
ですから、そんな働き方を選んだ女性たちが一同に集まるこの会議は
とてもパワーに溢れています。

労働者でありながら経営者でもありますから、
自分の意見や考えをはっきり持っている方がほとんどです。

1日目午後は、分科会。夜は、懇親会でした。
懇親会の料理はワーカーズお手製。

2日目午前は、基調講演と昨日の分科会の報告が行われました。

基調講演は、「ソーシャルエコノミーの経験と地域の発展〜ワーカーズ・コレクティブに期待するもの」というテーマで花田昌宣氏(熊本学園大学社会福祉学部教授) 。

社会的経済(ソーシャルエコノミー)の有用性を示すことによって、
それそのものであるワーカーズの価値を証明する、というような
内容でした。

午後は、分科会が行われ
最後に「大会アピール」が行われました。

全国会議は2年に1度の頻度で開催されています。
地域でがんばっているワーカーズにとって
全国の仲間と結集する、この会議はとても貴重なもののようです。