27日に あしたの会が永山公民館で開かれました。
ミニ講演は 保科 光紀氏 (桜が丘記念病院医師)
医療的側面から認知症のお話をしてくださいました。

認知症という病気と鬱や物忘れは違う事。
病のための記憶障害は治す事は出来ないけれど アリセプトで進行を遅らせる事が出来る事。アリセプトの副作用等についてのお話がありました。
また 記憶以外では 対応によって改善できる症状もあるという事もお話くださいました。

また いこいの会の会員の方の介護経験のお話も有りました。
介護者のお話に 時折深く頷いて居られる方が多く居られました。

会員の方は 遠い昔に義父母の介護のあと ご主人の介護が始まり 介護の今昔の変化に触れながらお話くださいました。
義父母の介護を経験してもなお ご主人に認知症が起きていると気がつかなかったと言うお話に 改めて身近な人の病に気がつくことの難しさを教えられました。
また お子様との協力体制で困難を乗り越えられたというお話も大事なポイントだと感じました。

その後の質疑応答にも 医師が丁寧に答えてくださり 介護者には安心できる

質問コーナーでは
 「認知症は訓練次第で緩和・改善できますよね?」と言う質問がありました。
とても貴重な質問と感じました。
実は 介護者も迷い込みます。
これまでと変わりなく過ごしているように見える初期から中期にかけては そう感じてしまいます。

あしたの会には 医師や地域包括の職員の方 また高齢福祉課 そして介護者の会の方と揃っており 介護者にとっては 介護・看護・サービスをひとつの場所で知ることの出来る至れり尽くせりの贅沢な場所です。

迷路に入り込んだ介護者にとって 羅針盤のような役目を果たしてくれるのがあしたの会だと思います。
私自身も この場所で随分救われました。
周囲(ご近所・親戚・友人)の認知症の方との 上手なお付き合いの仕方も学べる場所だと感じます。

認知症は 高齢者の4人に1人に発症すると言われています。
今は元気で病と縁がないと 我が身には 降りかからないと思いたいですね。
恐れる事はないのですが 特別な病気ではないという事を頭の隅っこに留め置けたらいいのじゃないかと思います。

次回のあしたの会は 1月の予定です。
認知症の医療ナビゲーターは 杉山恒之氏(新天本病院医師)です。
今日 1月の会の打ち合わせに足を運んでくださいました。
プロジェクターを使いながら お話くださるという事です。
近くなりましたら また 案内させていただきます♪

12月4日(火)は いこいの会の開催日です。
聖蹟桜ヶ丘徒歩1分 ヴィータコミューネ7F ワークショップルーム
 13:30〜16:00頃まで
♪座 チャノミバ♪の感覚で御気軽に 足を運んでいただければと思います。