10月11日から隔週に渡り4回、
調布作業所にて「自分を知って仕事に生かそう」
コミュニケーション講座を、出張依頼で実施しました。
メンバーは所長、常勤、非常勤合わせて10名で、
作業員の方たちが帰られてすぐに行われるタイムスケジュールで、
その他の残務処理もある関係で、
効率よく講座を進行してまいりました。
講座開催の目的は「職場内でのコミュニケーション」で、
日々同じメンバーと接する業務の中で、
いかに円滑で、今以上に人間関係をよりよくするかをということで、
そのような内容にフィットした、我々の得意分野である
「交流分析」(TA)を用いました。
メンバーの中にはTAを学習された方が数名いました。
ほとんどは初めて触れる内容もあり、
講師もTA用語もわかりやすくを念頭に置きながらお話するものの、
初めて聞く用語に戸惑いながらも、ついてきていただきました。
しかし、思い当たる内容に関するTA用語が出ると、
「あ〜 なるほど」といった感じで、
アシスタントにまわった自分も、受講当初の頃をふと思い出しました。
私たちの講座の進め方はワークを中心にすることと、
そのグループの雰囲気や理解度によって、
TAでもどこの部分をチョイスすればよいかを、
講師でもある代表理事とともに検討をし、
次回のレジュメを作成したり、進行内容を変えたりします。
同じTAを扱うにしても、
その切り口はメンバーの様子や時にはその依頼側からのヒアリングにより、
扱う箇所を変動させる必要がありますし、
限られた講座時間内にどこまで進めるかも加味します。
またTAは用語もさることながら、
その言葉の意味を理解し、自分に引きつけることで
ようやく身につくことが往々にしてあります。
そのため、同時で行っていた横浜市の講座とも
同じTAでもアプローチの仕方を私たちがカスタマイズしていく必要があるのです。
さて、調布作業所では1時間半4回というタイトな中で、
最終テーマに「不快なコミュニケーション」を講義しました。
参加者一同身に覚えのあることが多かったようで、
これまでの講義内容がすべてリンクし始めてきたところで、
私たちもいよいよ佳境というところで、
ここでの講座は終了となりました。
最後は「これからもっと知りたかったのに・・・」と、
講座企画側としては、ありがたいお言葉を頂戴しました。
簡潔にしかも短期間にどこまで交流分析を理解するかは大変ですが、
これを機会に学ばれていってほしいなと思います。