「認知症の方は 環境の変化に弱い」と言われています。
昨日のいこいの会に仲間が持参してくださったもので「やっぱりそうなんだな」と感じました。

実は 「介護なんでも文化祭」の時に この方に 出張写真館のモデルの依頼を御願いしました。
残念ながら 日にちの調整がつかなくて実現しませんでした。
でもその方は 少し前に記念写真を写真館で撮影なさったと話されていました。

昨日のいこいの会に お孫さんとご家族のお家にお出かけした時のスナップ写真と発病前の写真も一緒に持ってきてくださいました。

発病前の写真は とっても張りのある表情でした。
自信を持って過ごされている素敵な写真でした。

お孫さんに囲まれている写真は とてもにこやかで安心しきっておいでの素敵な写真でした。
それに引き換え 写真館で撮られたものは 表情がなくて…。

お孫さんと一緒のものと写真館のものとは 数日と変らないのだそうです。

見知らぬ場所で緊張を強いられた結果が はっきりと見えました。
若しかしたら 気持ちの落ち着かない日だったのかも知れません。
また 余所行きの支度をなさっていてお疲れだったのかもしれません。

そういう些細な変化が影響するのが認知症なんだなと改めて教えられました。
出席なさっていた皆さんも それぞれ感じておいでの様子でした。

昨日は 市役所の高齢福祉課から尾又さん 猿田さん 多摩センター地域包括の保健士 橘さんが 足を運んでくださいました。

残念なこともありました。
「3日に葬儀を済ませました」と会員の1人からご報告がありました。
療養型の病院2件を介護仲間と 一緒に見学したのが 夏の事でした。
ご家族は 諦めることなく 連日 病院に通われていました。
亡くなれた方のご冥福とご家族の心の平安を 会員それぞれが 祈られていました。

この方 これからもいこいの会を支えるために会員として残ってくださると心強いお言葉を下さいました。
いこいの会は そういう皆さんにも温かく支えて頂いています。