今日は練習の日でした。明日からまた年末の大会に入るのでしっかりと調整を兼ねて確認したい事がありました。最近の試合を見ていてチャンスを多く作れるようになってきたAチームに足りないのは、『ラストの精度』です。しかし、精度というものは一日、二日で変わるものではないし、もちろん個々が上げる意識をしないといけないのですが、今やれる事はと考えたら『可能性を上げる事』です。例えばシュート一つでも、いきなり『全部枠に入れろ!』と言うのは簡単であってもやるのは難しい。それでも得点を奪うスポーツである以上はゴールへのこだわりを持ってやりたいので、今日はそういう部分を改善するきっかけにチームでの決め事を作るようにしました(%笑う男%)
まずはその土台とも言える『単純な技術』の一つでもあるキックをしました。フリーでも狙った場所へ狙った軌道で蹴れる選手はあまりいません(%ショボ男%) その事をまずは自覚してもらう事にしました。どんどん蹴っていくようにさせたのですが、ミスのほうが多いぐらいこだわるどころか、狙った相手にすら蹴れていない現状でした。。。

続いてシュートを打ちました。シュートは簡単でシンプルなポストに当てて落としてもらってからのシュートでしたが、何も言わずに最初はやってもらいました。そこで出た課題は、『当てるパスの弱さ』『自分が届く距離を把握していない』事でした。そこの考えがない子は何度やってもシュートは決まらずに言葉が悪いかもしれないけど、『適当』なまま蹴っていました・・・試合の中でシュートへのチャンスを切り開いたのではなく、形があって、何も考えないでもシュート出来る状況で、何も考えないでただ蹴っている『こだわる事への甘さ』がもろに出ていました(%ショボ男%) 止まるようなパスとか、明らかに届かない距離で、しかも苦手な足でのシュートなのに、前へ運んだりしないで簡単に蹴ってしまうとか・・・。もっと考えて自分が上達する為の気持ちを持ってほしいと思う。

シュートでは今日練習に参加をしてくれた健太郎くんが見事なキックを披露!!そこは健太郎くんの持ち味だし、やはりきれいなインパクトでした。ただ、みんながそれをいきなりやろうとしても出来ないのだから、自分に出来る事でより確実に決められる方法を探してほしいと思っています。今日、最初の決め事をしたのは、『シュートの打ち方』です。ファルコのシュートはニアサイドへのシュートが多く、外れたら何も起きないシュートが多いのです。だから、逆サイドへのシュートを打つ事で相手の守備に当たって入るとか、キーパーがはじくとか、味方が詰めるとか、ポストに当たるとか・・・ただニアサイドに蹴るより多くの『可能性』があります。今日、みんなに言ったのは『確実な技術がない今、可能性を広げる方法を考えよう!』って事です。狙った所に蹴れない技術の未熟さは各自で改善していくしかない。でも、その個々の改善を待つよりも、チームとして出来る事が先にあると思う。シュートに対して味方が必ず詰める!そしてゴールへの可能性を広げる!!今日はシュートではそこを意識させました(%ニヤ男%) それでも、詰めるのを忘れたり、逆サイドへ打てない腰の弱い子など、言っても出来ない(やれない)子もいます。それも含めて『個性』ですが、チームとしての決め事をこうして作っていればコーチが言わなくても『おい!そこ詰めとかなあかんやん!』など、お互いに言えると思う。シュートを外しただけの責任で終わらないように、最大限の可能性で勝負していけるようにしたい!

その後に、センタリングをしました。ここは今日のメインでもあったのですが、コーチ陣でのミーティングで上がった課題の一つに『サイドの崩しが出来てきたわりにはゴールが少ない』という事の一つの理由に、『上げる側とシュートを打つ側が意思疎通出来ていない』という理由が挙がりました。そこで、今日は、センタリングシュートの場面でのチームでの決め事をみんなに言いました。
今まではセンタリングが悪い、だけで終わっていた問題が、決め事によって『ここに何でおらへんの?』と上げる側が言えるようになってくるのが狙いです。そうしないと何がいけなくて、誰がダメだったのかが分からないまま、絶好のチャンスを潰してしまうからです(%ショボ男%) きちんと狙って上げる、そして狙った形で中で合わせる、そんなゴールを期待しています!!上げるポイントはチームの企業秘密(笑)として伏せておきます(%ニヤ男%)

最後は、簡単なセンタリング(アーリー)の形とは違って、サイドがえぐってきた時の中の入り方をしました。ここでも何も言わなかったら合わせるポイントに最初から入って待ってしまう子が多かった・・・三木コーチがコーナーキックなどの時に、『最初から入るな!』と最近ずっと言っているのに子供は理解をしていないかった。今日はその意味を教えました。スペースは最初から使うのではなく、最後まで残しておいて勝負の時に使うものだ!と。
今日は、ニアの入り方、ファーサイドの入り方、遅れて入る子の3箇所の動きを簡単にやりました。特にセンタリングに対しては『ニア』が一番重要なポイントになる事を理解した子もいたと思う。せっかく攻撃のが出来てきただけにゴールの数がもっと相応に増えるように明日からの大会では、そうした『考えた攻撃と狙ったゴール』が出る事を期待しています(%笑う男%) サッカーは技術と同じ、いや、それ以上に大切なものがあると最近本当に思います。近くの高校サッカーでもそれを感じさせられました。今の年代で子供に教えるべき事も分かってきたような気がします。その自分の思いと子供のやる気、意欲、好きな気持ち、などをうまくミックス出来るようにがんばっていきたいと思います!!
