9時のお開きまでに間に合うかなぁと心配でしたが、なんとかぎりぎりすべりこみでオープニングに間に合いました。今日から始まった塩竈・港町にある現代アート・スペース「ビルド・フルーガス」での原三枝さんの個展。
会場はたいへん盛況で、原さんとは2分くらいしかお話できないほどでしたが、いろいろなコネクションができていくのがこうしたオープニングパーティでの楽しいところ。やはりこうした場づくりにも取り組んでいかねばなぁと思います。その点、ビルドの高田さんはうまい。
宮城大の学生さんたちがやっている「アート・スタンダード」(昨年から地元造り酒屋の浦霞さんがスポンサーになってフリーペーパーを制作)のメンバーと初めてお会いしたり、視察に来ていた某市の経済局の方と企画している「SENDAI 天の川プロジェクト」や「レゴ風呂ジェクト」で盛り上がったり。
原さんの作品は、あるまちに住む人に取材し、写真をもとに肖像画を制作するというもので、富山県氷見市で開催されたヒミング2007のために描いた作品とともに、今回、塩竈や仙台の方の肖像画が展示されていました。塩竈の佐藤市長もにこやかにおさまっています。
企画としてたいへんおもしろいと思いました。特に、絵画というものの可能性を大きく開くものではないかと思います。この時点ですでにいろいろな意味で完成度が高いので、今後どう展開していくのかたいへん興味があります。
展示は25日まで。原さんは14日まで塩竈に滞在の予定です。
(門脇篤)