朝起きてみると、娘の持ち物の上に
1枚のメモが のっかっていました。
良く見ると・・
「○○(娘の名前)、ガンバレ!」
それだけ 書いてありました。

早朝から ゴルフに出かけた 主人から
今日テストと面接がある 娘へのメッセージ♪
娘は いそいそ出かけて 行きました。
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昼過ぎ、娘が帰ってきました。

娘「緊張して、電車の中で 吐きそうになっちゃった。」
私が驚いていると、おばあちゃん(主人の母)は
「わははは!お父さん(主人)と同じじゃないか。
昔受験の時、じんましんが 朝でたんだよ〜。」
娘 ちょっと安心したでしょうね、きっと。

娘は 面接もあったのですが、その中の1つの質問が
「1番 感動したことは、何ですか?」という質問だったのだそうです。

5人の集団面接だったので、順番に話していったそうです。
ある人は、家出をして 帰った時に、両親から思いっきり 叱られた話。
ある人は、職歴があり お客様から 「ありがとう!」と言われた話。
ある人は、高校の合唱の練習で がんばった話。

「それで、あなたは 何を話したの?」そう聞いてみると
娘は
「沖縄の旅行で、海がすごく奇麗だったことを言ったんだけど、・・・
そんな事 言う人は、一人もいなかった。
どうしよう・・・こんな事言ったら まずいよね。」
と 言ったのです。

そこにいたのは 私とおばあちゃん。
同時に声がかぶって 大きな声で言いました。
「そんな事、ぜんぜんないよ。
とってもいい話を したと思うよ!海の素晴らしさが伝わったんじゃない?
海を見て 感動する心を持っているんだよ。」

まだ まわりの評価が気になるのですね。
でも、何だか とても嬉しかったです。
それは 本当に美しい海だったと聞いていました。
そして、主人と子ども3人が 久しぶりに一緒に出かけた旅行でしたから。

 それから、数時間後。
今度は 離れて住んでいる息子と 電話で長話をしていた時。
 偶然にも 息子からも 沖縄の海の話が 出てきたのです。

「小学校の時には いろいろな所に連れて行ってもらったり
キャンプとかに行って、すっごく 楽しかったんだよね。
でも、中学になったら 学校と部活と塾だけで、
何か だんだん大人になっていくと、こんな風になっていくのかと思って
面白くなかった。
高校も 思うように いかなかったし・・・・

でもさ、高3で行った 沖縄の海は、ほんと!感動して、最高だったよ!
こんな楽しい事が あったんだって。
思い出させてくれた。
それで 今があるでしょう。 いい感じで行動してる手ごたえがあって、
もっと楽しくなれるような気がしてる。
楽しみだ。」と。

夜、主人にも 二人がその旅行で感動した話を 伝えました。

心から 感動する体験って、あらためて 大事だな〜と思いました。
全身からエネルギーが 湧いてきますものね。

そして、息子はだんだん 「自分の感動は、自分で作っていける」という事を
自分の未来を見ながら それを感じていることが 伝わってきました。