クリキンディの「仕事はじめ」

2008年1月、エクアドル・コタカチ郡にある有機農園クリキンディでは、アメリカからいらした高野菜穂子さんというボランティアの方とともに仕事始めをしました。年末休みで、最低限の仕事しかしていなかったので、仕事が山積み!

いよいよ本格的な野菜生産に入ったクリキンディでは、種まき、苗の移植、雨水タンクとポンプ&スプリンクラーの接続、苗床つくり、カラスエンドウ&オートの脱穀(次の土作りのため)、収穫後の野菜の洗い場&収納庫作りなどやることをあげたらきりがないくらい。細かい作業を、高野さんはたくさん手伝ってくれました。

特に助かったのが、スパイラル・ハーブガーデンの整備。雑草だらけだったところをきれいにし、パセリ、コリアンダー、サルビア、バジル、シソなど新しいハーブの種を蒔きました。ここ数日で、パセリとコリアンダーは芽を出してきました。あ!これも忘れちゃいけない。非電化冷蔵庫を作るためのペットボトルに墨汁入りの水を入れるお手伝いもしてくれました。ただペットボトルが足りず、まだ完成までの道は遠いです。

** 高野さんからのコメント **

エクアドル滞在中は、大変お世話になりました!
このままここで生活していたら経験できない事や味わえない事を、たくさん肌で感じられました。ゲストブックにも書いたのですが、特に感じたことは、自然の素晴らしさ、技術発展のありがたさ、自分の生活は自分で工夫して無駄なく創る、一石二鳥感覚で何でも楽しむ、という事です。昨日は、いろんなものにありがたんでばかりでした。ここで学んだ事を今度は生かせる側になりたいです。

エクアドルは農業王国という印象を受けました。みんな自然と共有していきていて、自分の生活を自分でつくっていました。今回は農業という新しい分野に挑戦して、(かじっただけですが)とても面白かったです。農業の印象もがらりと変わりました。進路を決めるこの時期に、視野が広がった事も嬉しく思います。