昨年7〜8月に塩竈の本町通り商店街を中心に行われたアート・プロジェクト「もとまちアート海廊(ウォーク)」。60人にのぼる県内外のアーティストが一堂に会し、「まちはすでにアートであふれている」というコンセプトのもとに、主に現代アートというジャンルの作品を制作・展示しました。
期間中、これに密着取材した東京在住の映像作家・川崎けい子さんによるドキュメンタリー「街にはアートがいっぱい」がこのほど完成。これを記念して塩竈で上映会が行われることになりました。どうぞご高覧ください。
■とき 3月2日(日)
開場14:00 上映14:30〜 シンポジウム16:00〜16:30
■会場 壱番館5F 塩竈市遊ホール
■入場料 当日券 おとな1000円、学生以下200円
前売券 おとな800円、学生以下200円
■共催 塩竈市
■協力 美術計画、門脇篤まちとアート研究所
■後援 塩竈市教育委員会、塩釜商工会議所、朝日新聞仙台総局、読売新聞東北総局、産経新聞社東北総局、毎日新聞仙台支局、仙台リビング新聞社、S-style、河北新報社、KHB東日本放送、仙台放送、TBC東北放送、ミヤギテレビ、Date fm、ケーブルテレビマリネット、エフエムベイエリア
■主催・問合せ 本町通りまちづくり研究会 090-4634-5968
以下、「街にはアートがいっぱい」HPより
街はこんなに素敵だった!
全国各地で地域の経済が立ちゆかなくなり、商店街の疲弊も深刻な問題となりつつあります。こうした時代にあって、アートの視点で街やお店を見直そうという「塩竃・もとまちアート海廊(ウォーク)」の試みは、これからの街のありかたに、大きな可能性をもたらしてくれるものだと考えます。また、同時にアートそれ自体の新しい可能性が見えるような気がします。
「塩竃・もとまちアート海廊(ウォーク)」のユニークなところは、アート作家が作るものだけが “アート”ではなく、街には、すでにアートがたくさん存在しているのだという発想です。例えば、看板や手書きの文字、和菓子などを”まちのアート”として、作家による最先端の現代アート、さらに伝統的な御神楽や神事などとともに、平等に”アート”ととらえる視点です。
そこで、「塩竃・もとまちアート海廊(ウォーク)」に集うさまざまな人びと(街の方、アート作家等)のそれぞれの思い、アートを通したコミュニケーションのようすを取材し、ドキュメンタリー映画として制作することにしました。
アートの視点で街を見つめたら、どんな世界が見えるのでしょうか。
アートを通して、人はどんな関係性を築くことができるのでしょうか。
街づくりや人の暮らしの一つのありかたとして提示したいと思います。