水俣は、水俣病被害者の苦しみと向き合いながら、「環境モデル都市づくり」に取り組んでいる。その1つが「エコタウン」で、廃プラ複合再生樹脂リサイクル施設、使用積みオイルリサイクル施設、家電リサイクル施設、びんのリユース・リサイクル施設、建設廃材・アスファルト合材製造施設などが建ち並ぶエコタウン工場がある。
写真は、家電リサイクル施設への案内板。

今回は時間の関係で、びんのリユース・リサイクル施設を、NPO法人水俣教育旅行プランニングの吉永さんに案内していただいた。
このびんリユース・リサイクル施設の特徴の1つは、写真のようにびんの栓をつけたまま回収していることである。栓をつけたままの方がびんの中が清潔に保たれるからだという。

びんの外側を洗浄すると、剥がされた紙類は写真のように取り出されて回収される。なお、上記の写真は一升瓶だが、びん類はすべて回収されてここに集まられる(南九州がエリア)。
洗浄してもリユースできないびんや、傷があってリユースできないびんは、破砕施設で破砕され、土木用骨材などにリサイクルされる。また、ワイングラスをリサイクルした「リ・グラス」も生み出されている。

洗浄したびんは、次々に次の工程にまわされる。写真は口錆取機である。ほとんどは自動工程になっている。
最終段階では人の目によって、びんの周りの傷や底の傷の有無が調べられ、少しでも傷があるとはねられて、破砕施設にまわされる。

写真は傷を調べる最終段階の前の工程で、びんの中を洗浄して出てきたところ。

エコタウンに関する問い合わせや、エコタウンガイドに関する問合せは、「水俣市観光物産協会エコみなまた」へ。
TEL 0966-63-2079
FAX 0966-63-2582
E−mail info@eco-minamata.jp