あ。そうそう。庄内平野一体は旧暦のひなまつりまで
今もそうですが、山形の庄内地区は
お米などが豊富に採れ、上方(京都)等との貿易が
盛んだったそうで、豪農が多数いたそうです。
質の良い農作物と引き換えに、京都などから
沢山の質の高い芸術品が輸入され、
その中に多くの雛人形があって、
それらを一般住民や観光客に見てもらおうと
そのようなイベントを毎年開催されているそうです。
また山形県は地区によって、話す言葉(方言)がかなり違います。
大阪はかなり均一化しているのですが・・・。
この事実には、大いに興味が沸きました。
その理由として、山形は、山が多く冬は雪に
村が閉ざされるので、人の行き来が乏しかったそうです。
また、多くの人が自ら与えられた農地で
畑や田んぼを耕しているだけで、十分裕福に生きて来れたので
比較的人の行き来が無かったのだと思います。
そのような感じで、他地方の文化・歴史、そして
人と触れ合うことが、最高に面白いと感じる
よしこちゃんです(*^^*)。
東洋開発の方々とお別れした後は、
庄内空港近くの日本海沿いの老舗旅館
「愉海亭みやじま」に行き、一泊しました。
その旅館には、私が毎月おシゴトで作成させて頂いております
取材をしに行きマシタ〜♪
おかみさんの、渡会智さんは3人の大学生の息子さんの
お母さんとは思えないくらいの美人おかみさん。
旅館経営だけでなく、湯野浜温泉郷全体のことも
考えておられ、温泉郷全体の様々な活性化策も
考えられていて、その力強い、だけど堅実な戦略に
感動いたしました。
そして女性ならではの、やさしさやしなやかさで
奮闘されているお姿がとっても美しく、
同じ女性としてとってもステキで、憧れてしまいました(*^^*)。
その渡会さんとは、偶然なご縁がたくさんありました。
それは、まず私が参加してました仙台での研修集会に
渡会さんも参加していて、渡会さんのお車で
仙台から山形まで移動させて頂きました。
それから、枚岡合金工具㈱のスタッフさん以外に
渡会さんと私の共通の知人がたくさんおられました。
そして渡会さんは過去・現在と、私が暮らす町・八尾に
ご縁があって、たまに来られているそうです。
ほんと、ほんと、ビックリです。そして、とっても嬉しいデス(*^^*)。
「愉海亭みやじま」さんは、名前の通り、
日本海沿いにあり、海をマンキツ出来ます。
食ももちろんそうですが、私は荒れ荒れしく
強いんやけど、美しくて優しい日本海の海を
ぼけーと旅館の中や外から眺めている時間が至極の時間でした。
その旅館がある湯野浜温泉郷は、
私たちの世代なら誰でも知っている、
『ミスターチルドレン(略して・ミスチル)』のボーカル・櫻井和寿さんのお母様の
実家がある場所なんだそうです。(渡会さんや東洋開発の
スタッフさんに教えて頂きました♪)
そんな関係で、櫻井さんがよくご家族や仲間を連れて
湯野浜に来られるそうです。
櫻井さんの叔父さん(お母様のお兄様)が
日本で最初にその湯野浜でサーフィンをはじめられたそうで、
湯野浜には叔父さん銅像が立っているそうです。
それで櫻井さんも良くサーフィンをしに来ているそうです。
(来られた時の、いろんな裏話?も教えて頂けました・笑)
私もミスチルの唄を聴いて育った世代ですので
そんな場所に偶然に来れて本当に嬉しかったです。
サーフィンもそうですが、湯野浜の海とか自然とか
海に沈む夕日とか、美しいものや素晴らしいものに
触れておりますと、本当にいい気分転換になりますし、
いいアイデアが浮かぶと思います。
唄や絵画、人に感動を与えるものを創造し続ける人間は、
ずっと都会におりますと、疲弊し、いつかいいものが
創造出来なくなっていくものだと思います。
だからきっと、櫻井さんも湯野浜の美しいものに癒され、
そして新たなものを創作する種を育んでおられるのでしょうね。
8日朝。湯野浜温泉を後にしまして
㈱ニシカワさんへ、これまた『ありがとう新聞』の
取材に行きマシタ。
ニシカワさんは、カメラなどで有名な世界企業・ニコンの
ありとあらゆる製品(の部品)を作っておられる
ものすごい会社さんで、本社は埼玉にあるのですが、
工場はこの山形(鶴岡)にあるんです。
作っているもの、一つ一つに魂がこもっているかんじで
製品ではなく、もっとレベルの高い『芸術作品』のようでした。
ミクロンレベルの誤差もないすばらしい作品ばかりでした。
日本のものづくり力の底力に触れ、感動しっぱなしで
すごすぎて時々本当に泣きそうになりました。
私は社長の西川さんに、
「ニシカワさんの技術力ってすごいですね!」
といいますと、社長曰く
「僕達は、技術力なんてないよ。ただ、お客様の
無理難題を誠心誠意こなして来ただけだよ」と
さらっと言わはり、あまりのカッコよさに
またまた感動で泣きそうになりました・・・。
写真撮影は厳禁の工場でしたので、
お昼食べた地元名物の『むぎきり』の写真を(笑)。
『むぎきり』とは、麦を切ったもの、つまり『うどん』です。
が、うどんよりも、つるっとしていてのどごしが良く、
また太さがまちまちで手づくりっぽかったです。
そんな感じで、めちゃくちゃ内容の濃い、
仙台&山形の旅でした。
(こんな長文でもかなり割愛させて頂きました)
東洋開発さんでの打ち合わせや、
みやじまさんやニシカワさんへの取材、
そして同友会の仙台の研修会・・・
どれも、別に行かなくてもいいものなのです。
会社経費のことを考えれば、正直無駄なことを
していると思います。
だけど、私たちの人生の目的って何なのでしょう?
私は「どれだけお金を稼ぐか?貯めるか?」ではなく
「どれだけ感動するのか?」、つまり感動の量で
人生の価値って決まると思います。
感動って、いいモノ、いい人に出逢うことで
生まれるものなのです。
だから私は、時間とお金をかけて、
その時々の最高の感動を味わいに、あっちこっち行くんです。
その感動や行動が、また必ず、
仕事や、他のことにも返って来るんですよね。
出し惜しみの人生なんてしません。
常に、自分のベストを尽くしながら、
失敗してもまた起き上がって、この人生の旅、
エンジョイしたいですね(*^^*)。
全研でお世話になった皆様、㈲東洋開発の皆様、
愉海亭みやじまの皆様、㈱ニシカワさんの皆様、
本当にありがとうございました。