春の合宿エンカウンターグループ開催しました

2月9日〜11日の連休3日間に渡り、
埼玉県嵐山町の国立女性教育センターにて
2泊3日のエンカウンターグループを開催しました。

 今回はCSNの新地加奈枝に加えて、
エンパワーユーネットワーク代表の岩井美代子を
ファシリテーターに迎え、参加者は女性7名男性3名の
計10名。その中で初参加の方は3名でした。

 雪の気配もあるひときわ厳しい寒さの中の開催と
なりましたが、皆さん支障なく集まってくださいました。

 第1セッションの開始は9日午後2時。
到着するまではどうやらもった曇り空から雪が舞い落ち始め、
時を追うごとに激しくなって林立する木々に降り積もるのを、
暖房の効いた会議室の広い窓からゆったりと眺めながらの
セッションが続きました。

 2日目は打って変わっての晴天で、外界の何もかもを
白く染めた昨日の雪は殆ど跡形も残さず消え去り、
陽光に恵まれてのセッションとなりました。
しかし前日の雪に呼び覚まされたがごとく、
メンバーひとりひとりの胸中に長い時間をかけて降り積もり、
分厚く凍った内なる雪の層が少しずつ姿を現した、
そんな感があるセッションでした。

 それぞれが自らの内なる「雪の層」を堀り進める作業の中、
思いがけないものを掘り当てたり、
どうしてもシャベルの通らぬ硬いものに突き当たったり、
少しずつ溶け出して細い流れとなったり、
そのプロセスを懸命に言葉に紡ぎ共有した、
本当に濃密なセッションだったと思います。

 最終日もその作業は続き、掘り起こされた想いの数々が
素晴らしい言葉となって皆の心を揺さぶりました。

エンカウンターの醍醐味をたっぷりと味わった3日間は、
こうして幕を閉じましたが、しばらくはその余韻が胸に残り、
日常の中で反芻することになりそうです。