アート湯治祭参加企画・アーティスト紹介⑧:たかはしよしぴろさん・むろむろさん

パフォーマンスをされているたかはしよしぴろさんとむろむろさんご夫婦は、即興的なダンスなどを披露。

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GOTEN GOTEN アート湯治祭 2008 よしぴろ&むろむろの企画書

・企画の目的
「なんだこれ」っていう非日常感を出したい。
ダンス(パフォーミングアーツ)をすることで、動きがあるイベントとしてアピール。
各企画や作品への導線を作成すること

・企画ラインナップ
①】「美術家がダンスをするとどうなるか?」
経験のないダンス舞踊団(ダンス・振付)【人があつまりそうな時期の駅前広場で
参加アーティストの中から、演劇やダンスをやったことのない4〜5名ほどを選出して「経験のないダンス舞踊団」を結成。
3〜6時間のワークショップを経て、10〜15分ほどのパフォーマンス作品を作成して発表。
やったことがない美術家がダンスをすることで、美術家なりの隠れた体の感性を出すことが狙い。
湯治場の夜は、娯楽だったとのことなので、その娯楽感覚でワークショップを行いたい。

②切り抜き川柳で七夕飾り(美術・川柳・参加型)【会期中の駅かごてんゆカフェ】
8月なので、七夕飾りを作りたい。ただし、短冊には願いは書かれておらず、よくみると、新聞や雑誌の切り抜き等で作られた、シュールな川柳が書かれている。
あらかじめ、5音と7音に分けられた言葉の束が作成されているおり、来場者が新たに一句したためることもできる。

③切り抜きパーツの子守唄(川柳・歌・ダンス)【土日の駅中を想定】
5音と7音の言葉の束からその場でアトランダムに選びながら、チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」に合せて、歌う。
できれば、言葉の束から、言葉を選ぶところはダンスにしたい。

④よしぴろ+? ダンスパフォーマンス「コアラとこけしでエトセトラ」(仮題)
(ダンス+?)【人がいそうな、いろんな場所で】
他の参加者の作品(たとえば電光掲示板を持ちながら)や、音楽に合わせて即興、もしくは予め創作したモチーフで踊る。
各回15分くらい。踊りっぱなしでもOK。

⑤むろむろパントマイム・ソロパフォーマンス(パントマイム)
【人があつまりそうな場所で】

・企画内容をイメージできる写真、図面、完成予想図など(過去作品の資料など)
青葉通り・はっぴい・はっぱ・プロジェクト 西公園37番の木の作品「星の見える放課後」で、たかはしよしぴろが ダンサー・振付として作品を創作しています。それを観ていただければ、たかはしよしぴろのダンスの作風・質感がつかんでいただけるかと思います。

・過去の略歴
たかはしよしぴろ
TEA-POT名義で過去3回、日頃では見ない文章をテーマにした展覧会を行ったのち、
言葉とはまるで正反対の、コンテンポラリー・ダンスに出会う。初めての舞台は、近藤良平ダンスワークショップの大発表会、その後、2006年6月〜2007年2月えずこホール10周年記念事業「十年音泉」で、ほぼ100回のワークショップに参加し、演劇・音楽・ダンスの3ジャンルすべてを演じることになる。2007年4月一番町アートシティプロジェクト「ART仙台場所」にて、Hotch Potch Jug Bandとともに野外上演。「パリ万博」をテーマにしたダンス作品を創作した。

むろむろ
2001年「山本光洋マイムライブ in 仙台」を主催する。その後、新聞、雑誌などの活字を5・7・5で切り抜き、シュールな句をつくる参加型展覧会「切り抜き川柳展」を2回開催。作った人々が、満面の笑みで自分の創作した句を自分で誉めるほどの好評を得る。2回目の開催時には、ウクレレユニット「3時のおやつ」のてづかのぶえ氏を迎え、創作された作品を「山小屋の一軒屋」のメロディにのせて熱唱した。一昨年、8月より、日本各地を回り、サーカスに照明として携わるとともに、かねてからの興味であった、東北では習うことが困難である、パントマイムのレッスンを数ヶ月間受けることとなる。今年5月に帰仙。