子どもの決断を見守ること〜その2中学生

さて、前回の続きになります。

そのお兄ちゃんも 今は中学2年生になりました。
小学生の時は、何も運動をしていませんでしたが、ある日突然
「お母さん、ぼく バスケット部に 入ろうかな・・どうしよう・・」
と 言いました。
それから ずっと 考えて 迷っていました。
「大丈夫かな。 入って 練習についていけなかったら、どうしよう・・。」
不安が 何度も 頭をよぎります。
おかあさん「どうするの?あなたの事だから、自分で決めていいよ。」
数日して 迷いに迷って,
バスケット部に 入部をすることを 自分で 決めました。

その練習日の初日、練習開始から2時間が過ぎたかと
思われた頃、お兄ちゃんから 家に電話がかかって きました。
「おかあさん、どうしよう・・」
まだ、心配と不安を抱えて 体育館の片隅から 中に入れずにいたのです。
おかあさん「見ていたんだね。じゃ、先生に 来ました、って 言ったらどうかしら?」
「うん、でも 先生は練習しているから こっちの方に 来ないんだ。」
おかあさん「そうよね。もう少し 待って見る?」
「うん、そうする・・。」

バスケットの練習時間は その日は 終ってしまいました。
そして、やっと 顧問の先生が自分の近くに来た時に
「先生、今日は 練習できませんでした・・。」
そう言いました。

先生は体育会、ですから
「どうするんだ?明日から やるのか?やめるのか?」と 
単刀直入に聞かれました。
そして 思わず
「やります。」そう 答えました。

お兄ちゃんは いまも バスケット部に 所属しています。 
他の友達が休んでも 休まないで 練習に出かけます。
スタメンでは ないのですが、だんだん 途中出場の時間を
たくさん もらえるように なってきました。
それが とても お兄ちゃんの励みになって
お母さんも 試合の日には 応援に出かけます。

そして、最近は 「ホームステイに行ってみたい!」
さらに「英検を受けてみたい!」
と 言ったそうです。

迷いながら、 いつも お兄ちゃんは 自分で考えて 気持ちの壁を乗り越えて
前に進んでいます。
それでいいんだよ〜
待ってくれるお母さんがいつも そばにいて、
こどもの伸びる力は すごいな〜 と感じました。

次回は 中学生のお兄ちゃんのストレスについて その3でお伝えします。