舞台の仕込みが終わり、本番どおりのセットが組まれたこの日、
『間違いの喜劇』記者発表が行なわれました。
記者の皆さんに集まってもらい、
演劇プロデューサー今尾さんと演出家間宮さんが、
作品の内容や、これまでの稽古の様子などをお話しました。
「シェイクスピアは娯楽です。
特に、『間違いの喜劇』はシェイクスピア作品の中でも
はっきりとした「主人公」がいるわけではなく、
セリフをしゃべる人がその場の「主人公」になれるという
個性的な人物がたくさん出てくるお芝居。
とにかく楽しんでもらうことが一番ですね」
そして、出演者陣が横一列に並び、自己紹介と
本番への意気込みを一人ずつ述べました。
が!間宮さんに「声が小さい」と言われ、
舞台の中村さんにマイクを出してもらうことに…。
皆さん、しっかり!稽古中のあの声はどこに!?
と思って見ていると、マイクを渡された途端、
マイクは手に持ったまま使わず、見事に声が大きくなりました(笑)
これも役者魂??
結局、その後、誰もマイクを使わず、
「使わないのね…」
とポツリと言いながらマイクを引き上げた中村さんなのでした。
その後、記者の皆さんが見守る中、「公開ダメ出し」が行なわれました。
取材をする記者の皆さん→
ちなみに、間宮さんのダメ出しを支えているのは、
演出助手・富永翔子さんの「ダメノート」。
翔子さんのこのノートのおかげで、毎日の稽古を
より効果的に行なうことができるんですね。
稽古が始まってからもう5冊目のノートだそうです。
どの場面でセリフが抜けたかや、セリフ・演出の変更、
間宮さんが口走ったことなどが走り書きしてあります。→
さあ、記者さんへのお披露目も終わりました。
あとは、本番に向けてまっしぐら!です。