「もっともっと」と欲求は果てしない
「まだできる。もっとできる。」と言われると「それじゃ駄目だ。できていない。」と伝わる。
「なんでできないの?私はこんなに心配しているのに・・」と言うのは愛しているから・・
でも、その愛は伝わらない。
「責められている」と伝わって、責められた側の心は辛い、傷つく。
期待に応えようと頑張ってもできないことが続く、それでも「もっともっと」と期待されると、
その内、「自分は駄目な人間だ」「自分なんてどうでもいい」そう感じるようになる。
自分がどうでもいいんだから、他人はなおさらどうでもよくなる。
人を大切にする心が低下してくる。
自分を傷つけても平気なように他人を傷つけても平気になってくる。
自分を好きになれなくなっていくように、他人を好きになれなくなっていく。
恋をすることができなくなる。
追い詰めたのは誰か・・
親・学校・世間・社会・・
一番大切な大好きな母親から追い詰められたらたまらない。
愛しているから言う言葉や態度が追い詰めることになっている。
愛情は本当に伝わりにくい。
だから、精一杯、心を込めて、言葉と態度で愛を表現しなければ、一番愛している人を傷つけてしまう。