「こころ」は誰が壊すのか その5

大事に丹精して育まれることによって
個人意識が繊細でデリケートになって
一般傾向として私たちはそれだけ
傷つきやすくなったかもしれません
体験内容としてはささいなことでも体験様式としては
傷つきとして体験されてしまいやすいというように

アビューズも二極化されるかもしれません
古典的なアビューズ、貧困やそれにともなう家族の解体
本当に手ひどい養育混乱を背景にしたケースと
こころや個人意識の繊細化ないし過敏化を背景に
ありがちな家庭葛藤や不調和まで「アビューズ」という
体験の仕方をしてしまうケースと・・・・・

このあたりはつぶさに見ていく必要があるでしょう
新しいかたちで客観的事実(体験内容)か心的現実(体験様式)かという
問題に出会うことを意味するのかもしれません

<胡蝶蘭は優美な花を咲かせます>