レンガづくり+手作り除草剤に挑戦!

エクアドルの市民の生活はガタガタですが、持続可能なライフスタイルを目指してクリキンディは淡々とやっていきます。昨年からとりかかっているポストハーベスト小屋。倉庫の床に日干し煉瓦を使うことにしていたのはいいのですが、この雨で、日干し煉瓦の価格も高騰。3倍くらいの値段です。

困ったなぁと言っていたら、うちで働いてくれているマエストロが「作れるよ」というので、さっそく作ることにしました。原材料は、自分のところの土。あとは水で作れます。その分人件費がかかりますが、でも知っている人の懐に入るのであればそれはそれでいいと思うので。トマトを作っていたビニールハウスは、今は苗床にしようと空いているので、そこで作ることにしました。

豪雨が続いたりして、思うように作業は進まなかったので、時間は見ていたよりもずっとかかりました。(別に豪雨とかじゃなくても、エクアドルでの時間の見積もりはいつも大甘なのでそんなに驚かなかったですが。)野菜を並べたり、簡単な集まりをするための泥で作ったベンチや野菜を洗うための水場もでき、だんだんらしくなってきました。

それと同時に野菜にもとりくんでいかないといけません。緑肥は2回も蒔いたのですが、十分ではなく、野菜が十分育ちません。でもクイ(モルモット)の糞をつかったミミズ床はまだ完全に分解していません。ということで、仕方なく、鶏糞を10袋ほど購入して、土に混ぜていきました。これの効果は絶大で、大きくならないうちから黄色くなってしまっていたフダン草もみるみるうちに大きく、みずみずしくなりました。恐るべし、鶏糞の威力…。

またモンシロチョウが大発生していて、ただ見ている分には、きれいだな〜と思ってしまうのですが、キャベツが根こそぎやられてしまう。ということで、わなを作りました。天敵を呼ぶような花を植えたり、ケールのようなキャベツよりもチョウチョに好まれるような作物を植えるのが理想的ですが、花はまだ芽が出たばかり。

にっちもさっちもいかなくなってしまったので、お昼ごはんのときに作るジュースが余ったとき、それをしばらく放置し、発酵させて、それをボトルに入れて、キャベツのそばにおいておきます。(パネラを水に溶かして、それにイースト菌を入れたものでもOK)そうすると甘い匂いに誘われてチョウチョがそこに飛び込むという仕掛けです。あと、地元の野草を集めて、ナチュラル除草剤を作りました。これも合わせて吹きかけます。

農薬のような害はないものの、これでは生態系のバランスが保たれているとは言い難く、解決策とは言えません。できるだけ多くの花は植物を植えて、生態系のバランスをとれるよう、気をつけていきたいと思います。

4月は事務的な仕事に追われてあまり農作業ができなかったので、5月は意識して外に出たいと思います。