朝日新聞から2回目の取材がありました

昨日(6月7日)の夕方から行われた、コミュニケーション
トレーニンググループに朝日新聞の2回目の取材がありました。
今回は大阪から訪ねて来られた記者さんがグループに
特別参加しての取材となりました。

 このグループは、先日のこのブログにも書いたように、
高機能広汎性発達障害のSさんを中心として行われています。
昨年の1月にスタートして、毎月2回ずつ、全36回の予定で
実施しました。もうすぐ最終回を迎えます。

 今年の初めににSさんが大阪に引越しをされ、それからは
長距離バスを使って遠路を通ってくれています。最初のうちは
なかなかうまくいかなかったコミュニケーションも、回を重ねる
ごとに向上し、特にSさんの上達ぶりは目を見張るようです。

 昨日も記者さんのインタビューにしっかりと答えているのを
見て、サポートメンバーの面々も感嘆しきり。彼らもどこか
コミュニケーションに苦手意識を持っている人が多いので、
見事な進展を見せるSさんに触発されるところが大きく、
お互いにサポートしたりされたりという、ピアサポート的な
色合いが濃くなっています。

 前回と今回は、精神障害を持つMさんが体験参加、
グループに厚みが出たような感があります。こうした
グループをやっていると、「障害」はまことに「個性」なのだと
しみじみと思います。

 来来週に予定している最終回は、東京のサポーターたちが
名古屋まで出向いて行う予定にしています。その様子は
またこのブログでお知らせするつもりです。 (新地)

 「CSN便り」6月9日付けブログ「かなりん日記−障害と個性」も
どうぞ併せてお読みください。