設立10周年記念イベントを行いました!

2008年度、(特活)NPO・えんは設立10周年を迎えました。まだ歩けない0歳から、スクスクと育ち動き回ることのできる10歳まで、多くの皆様の助けや応援を受けてまいりました。本当にどうもありがとうございました。

そんな皆様へのささやかなお礼もかねて、今年度の定期総会は、記念講演会とレセプションパーティを催し、交流のひとときを持ちました。(6月7日(土)茗渓会館)

まず、午前中に第9回定期総会を開催し、無事に全議案は可決承認され終了いたしました。午後は、元ILO駐日代表の堀内光子さんの講演会からスタート。「女性の経済エンパワーメント:人にやさしい地域」という題目でお話をしていただきました。

堀内さんは、労働省に入局し、その後国連職員として国際的な労働問題の解決に携わっていらした方です。在職中にパレスチナ難民の居住区を訪れ、たとえ困難な状況でも人々、とくに女性が自らの力での力強く働き、生きていく姿を目の当たりにし、難民だから「保護する対象」として見るのではなく、働き方、生き方を自分たちで決められる存在であることの重要性を認識されたそうです。これこそが、「エンパワーメント」の本質で、国や地方自治体や市民セクターなどは、地域に住む人々(当事者)が意思決定に参加できる仕組みを作っていくことが必要だとお話をいただきました。

この講演会はNPO・えんの会員だけでなく、長年お世話になった方々、ご支援くださってきた方々もご招待し、また講演会は一般の希望者も出席可能として行なわれました。

講演会の後は、会場を隣に移し、レセプションパーティ。ささやかですが、お食事とお飲物を用意して、和やかなひとときを持ちました。来賓として参議議員の大河原雅子さんと生活協同組合東京マイコープ理事長の吉森弘子さんからご挨拶を頂戴し、これからますます市民団体の重要性が増していく中、私たちNPO・えんもさらに発展していくことに期待を寄せられていると励ましていただきました。

設立当初から、えんの活動を応援してくれている「深川先生」ことマイコープ顧問の深川源三さんに乾杯の音頭を取ってもらい、またリレートークでは出席者の皆様の近況やえんへの応援メッセージなどをいただきました。

最後には、なんとサプライズでマイコープから花束の贈呈が。とてもあたたかいレセプションになりました。これまで応援どうもありがとうございました。これからもご支援よろしくお願いいたします。