自分からやる!という子どもの気持ち〜

あるお母さんは お子さんに好奇心をもった子どもに
育ってほしいと願い、小さいころから 関わりを大切にして
たくさん 言葉をかけてきました。

今 娘さんは 小学生低学年ですが、自分の意見を言う
積極的なお子さんです。 

友達と遊ぶのが忙しくて ピアノの練習を うっかり忘れていた
時が ありました。
教室へ行く 10分前に 
「先生に 練習しておくように 言われたんだった〜!」
娘さんは あわてて練習し・・でかけて行きました。
でも 練習不足で ちゃんと弾けませんでした。

次の発表会も 近づいてきましたが ピアノの先生は 
「もう ○ちゃんは わかってますから。」
(それ以上、〜しないと・・・)のようにできていないことは 言いませんでした。

すると、今週は 練習を 自主的に始めました。
もう時間がない時も、
「10分だけ 練習したいから・・」
と。
お母さんは 思いました。
「この子は 言わない方が いい子なんだな〜。
多分 弾けなかったことは 自分でわかっているんだと 思うんです。
逆に言われると 反発して、やる気をなくしてしまう・・」

「実は わたしがそうだったんです。
やりたいことが やりたい!というタイプで 
娘もそうなんだと 改めて その事に気づきました。
わたしの母は 何も言わなかったんです。
だから 言われて嫌だと 思ったこともなかったです・・。

娘は 任せた方が、自分の裁量でできるし、
できなくても 言わないで、
信頼感を伝える方が いいんだと思いました。
先生は それを 理解して そう言ってくれたんだと 思います。」

ピアノの先生が そのお子さんに合わせて
余計に言いすぎないで
娘さんに自分で考えて決める空間を 残してくださっていること、
そして おかあさんも 娘さんの意思を尊重し、 任せていきたいと思う気持ちは
どちらも 自立につながる 言葉かけと思います。

任せること、これも 信じる気持ちが あって言える
大きな承認になりますね。

あなたは これから お子さんに任せてみようと思うことは 何がありますか?