6月20日の「NPOほっとテーブル」報告です。
話題提供者として「(社福)息吹 地域生活支援センターパオみのお」の内山田さんをお招きして、「精神障害者と地域社会」というテーマで意見交流会をしました。
冒頭に話題提供者から、
・精神障害とは ・(社福)息吹の事業 ・日本における精神保健福祉の歴史
などについて、わかりやすい資料とともに説明していただきました。
ここでちょっとクイズです。以下の設問に○かXでお答えください
1:精神障害は遺伝するので、親類や家族に障害者がいると発病の危険性が高い
2:精神障害をもつ者は犯罪をおかしても責任を問われることがない
3:精神障害は治療に長期間かかるので、病院に一度入院すると何年も退院することができないことが多い。
4:精神障害によって引き起こされる刑事事件の件数は、健常者よりやや多い
5:うつ病を患った患者に対しては、気分転換や周囲からの励ましが病気の改善に必要である
6:アルコール依存症は酒を止められない病気なので、意志の弱い人ほどかかりやすい
7:精神障害者の発生率は人口1000人に1人である
8:精神障害の生活には静かで自然に富んだ環境が適しており、都会を避けて療養することが必要である
9:精神障害は、生育環境や親の育て方が悪いため発病することが多い
10:日本の精神障害者は諸外国と比べて、福祉制度や医療の面で恵まれていることが多い
正解は実はすべてX です。
なんとなく聞いたことはあるけど全然知らない精神障害について、目からウロコの連続でした(%ショック男%)
今回のほっとテーブルは進行のしかたを少し変えてみました。
話題提供者のお話を聞いた後、参加者に、①へ〜なるほど ②ここさらにもうちょっと聞きたい! と思ったことを紙に書き出してもらいます。
それらを集めて前に貼りだし、それを見ながら質疑応答や参加者どうし意見交換を行うという形式です。
「へ〜なるほど」としては、
・発症率1%という数字が思っていたより少ない
・犯罪発生率は健常者よりも大幅に低い
・ここ20年ぶりで大きく法律が変化してきたこと
などです
「ここもうちょっと聞きたい!」としては、
・当事者の家族にとって何を一番望んでいるのでしょうか?
・精神障害をかかえた人にはどのように接するのが一番良いのか?
・うつ病はよく聞きますが、“躁”は先日初めて知りました。パオみのおへもこのような方は来られますか?
・精神障害者の発症の年齢で、いちばん多い年代は?
・障害者自立支援法ができて、実際のところはどうなの?
・パオみのおは年間どれくらいの人が利用していますか?
などです
どの質問にも、丁寧に答えてくださいました。
みなさんもっと聞きたいことや言い足りないこともあったと思いますが、時間がきたので
いったん終了。
いつものように終ってからもそれぞれ質問や意見交換を楽しんでいました。
今回初参加の大学生の方も、終ったあと話題提供者に駆け寄っていって交流をされていました。初めてながらも楽しんでいただけたようです。
来月のほっとテーブルは、下記のとおりです。いつもとは違って、企業の視点から話題
提供していただきます。環境保護を積極的に進めるアウトドアウェアメーカーのCSR(企業の社会的責任)とは?お楽しみに!
記
日時:7月18日(金) 19:00〜21:00
場所:みのお市民活動センター
テーマ:「環境活動と企業の取り組み」
話題提供者: 箕面の山パトロール隊 兼 パタゴニア江坂ストア
岡田和彦さん
参加費:無料