映画「何も無いんだ」
〜 子どもたちの心、大人へのメッセージ 〜
公式パンフレット
この公式パンフレットは500円以上のご協力金を頂いた方に、お気持ちとしてお渡ししています(金額が指定されているのは、原価の都合によります)。
本日は、その公式パンフレットより、監督挨拶のページから一部分を抜粋しておとどけしたいと思います。
(%青点%)現代の子どもの姿を大人に伝える(%青点%)
子ども映画制作プロジェクトは、「現代の子どもの本当の気持ち・姿を大人の方々に伝える」ことを目的に、活動を始めました。今回の映画の企画も含め、構想は06年の8月末にできました。ちょうどそのころ、同世代による犯罪や自殺など、悲しいニュースがたくさんありました。現実を伝えることは大切ですが、マイナス面だけではなく、プラス面も、もっと知って欲しい、そういう思いから立ち上がりました。
(%青点%)タイトルについて(%青点%)
映画台本というと、必ず、タイトルが先か、中身が先か、になります。タイトルは、とても重要ですよね。「何も無いんだ」の場合は中身が先でした。
これは、僕自身の思い、ですね。作品中では、主人公・中村侑真が「周囲との劣等感」を感じたり、自分自身に「何も無い」ということを、なんともいえない気持ちで表現しています。こういった気持ちは、実は僕が中学生の時に感じていたものです。高校生になってからも、少し引きずっていましたね。「何も無い」ではなく、「何も無いんだ」であるのは、より強い心のメッセージで叫んでいることを意味しています。
そうやって仮題としてメンバーに見てもらったんですけど、「いいんじゃないかな?」とすんなり、決定しました。
(%青点%)今後(%青点%)
(前略)
当団体は、「子どもたちに活動の場を与える」「早いうちから市民活動・ボランティア体験などをさせて、将来のキッカケを作る」ことですね。やっぱり、市民活動やボランティア活動は同世代からの誘いが一番、入りやすいんじゃないでしょうか。
(後略)
※写真は 映画「何も無いんだ」 終盤。中村・睦月・一之瀬の3名が手賀沼公園の沼沿いで語り合う場面より