最近複数の問い合わせが来ており
久しぶりに組織について考えています
全国組織の正会員かどうかが一つの判断材料になるのは
一般的にはありうることですが
自主的な市民団体やNPOの世界ではいかがなものでしょうか?

特に当会のような子どもの権利や人権擁護に関わる
人権団体に関してはまったく自己矛盾だと思います
人権とは一人ひとりの尊重であり
互いの違いを認め合う価値観であるはずです

そのような啓発を行う団体自身が
問題意識もなく組織化を目的化したり
正会員という「お墨付き」を得ようとすることは
「寄らば大樹の陰」といった前近代的な名残に過ぎません

「大きいことはいいことだ」というのは
高度経済成長期のコピーでしたが
組織に関しては巨大化するほど
停滞化し腐敗化し機能不全に陥る確立は高くなります

私たちNPOは自主性、先駆性、機動性において
その存在意義があり社会貢献への能力が発揮できます
当会では人権擁護に取り組む団体の基本的スタンスとして
「尊厳」すなわち「オリジナリティ」「独自性」を
最重要課題に置いています

例えどんなに厳しくても自ら横並び意識を脱脚しない限り
[名ばかり人権団体]に陥るのではないかと考えています

<アガパンサスが涼しげに咲いていました>