東鳴子の町内会役員である遠藤区長さんといろいろお話をしてきました。
過疎地にあって、生きがいをもって生きていくにはどうしたらいいのかを常に真剣に考え、考えるだけでなく行動に移してきた区長さん。本当にいつもお世話になっています。
「GOTEN GOTEN アート湯治祭」で、温泉街に毛糸を結んだり、湯けむりをつくったり、今回も「いろり屋台」の屋根をつくっていただいたりしていただけるのも、ひとえにこの区長さんと会長さんの強力な熱意と理解のたまものです。
2時間ほどの話の中でもっとも収穫だと思ったのは、毎回、「アート湯治祭」のおりに「アートツアー」を開いてもらって、個々の作品について「アートの先生方」から説明を受けられるのはとてもいいことだと思っていたのだが、どうも最近はそれだけでは足りない気がしてきている。そもそもアートというのは何なのか、どうして「アートの先生方」がこういうことをやっているのか、そのあたりまでさかのぼって説明を聞かせてもらう「講義」みたいなものを開いてもらえないだろうか、というお話が出てきたことでした。
本当に、そういうお話が出てくるのを待っていました。ぜひ、そういう場を町内会の方と持ち、いったいこの場所でアートをするというのは、みんなにとってどういう意味があるのか、真剣に考えていきたいと思います。
美術企画をこの地で開始して、3年目。まさに感無量です。
(コメント:門脇篤)