大人の味か…山鉾巡行

17日は祇園祭り山鉾巡行。あっつい、あっつい京都の繁華街を豪華絢爛な鉾がほっそい、ほっそい道を通って巡行する様はスペクタクル巨編と言っても過言ではありません。(…歴史あるお祭りなのにこんな表現をすると怒られるのかも)
一般的にはダイナミックな辻回しが見所であると言われていますが、新町通りを10トン近くもある大きな鉾がビルを背にして現れた時は、それだけで「おおっ」と感嘆の声をもらさずにはいられません。

「みやびやか」と評される祇園祭りですが、鉾が町へ戻って来て、終盤はお囃子もテンポが速くなり、ライブ会場さながらの盛り上がりでした。思わず観衆からの拍手も。
かれこれ20年くらい前に一度、山鉾巡行を見たことがありましたが、その時は今ほどの興奮がなかったです。正直言って。

もしかしてこれは「なすびの漬物が大人になって好きになった」というやつでしょうか…。子どもの頃は「なんじゃこれ」と思った「もろきゅう」がやたらにおいしかったり…。と、それは冗談ですが、歴史や文化というものに興味を持ってはるか昔に思いを馳せてみたりすると、伝統ある催事もとても興味深く楽しく見ることができるってことでしょうか。

それにしても、京都の夏はあっつい、あっつい…。みなさま、ご自愛ください。