アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)のネットワークを通じて、東鳴子と交流のある千葉のアートNPO「コミュニティアート・ふなばし」。
2006年には「光の盆」にスタッフ4名が訪れ、東鳴子で「CCC円卓会議」を開催。2007年には東鳴子で行われた「駅コンサート&突撃パフォーマンス」を「コミュニティアート・ふなばし」の制作により、「アサヒビール・ロビー・コンサート」として東京で公演、大成功をおさめました。
こうした交流企画のひとつに、湯治アーティスト・門脇と「コミュニティアート・ふなばし」による船橋をテーマにしたアート・プロジェクトがあります。昨年は、東鳴子で制作した作品「湯けむり」を船橋の空に展示。今年で3年目となるプロジェクトは、ついにクライマックス? 以下、今週末に行われる企画のご案内です。
●門脇篤-船橋プロジェクト「船で橋をかけましょう〜船うちわ」
日時:2008年7月26日(土)「ふなばし市民まつり・ジョイ&ショッピングフェア」
11:00〜17:00(限定500本シリアルナンバー付・なくなり次第終了)
会場:船橋市本町通り・特設会場「おまつり広場」
http://www.city.funabashi.chiba.jp/shokoshinko/maturi-2008/eventokaijouzu2008.pdf
コミュニティアート・ふなばしは、2006年から仙台在住のアーティスト・門脇篤さんとのプロジェクトを続けております。3年目となる2008年度は、これまで取り組んできた「現代に生きる市民の心をつなぐアート」を、より多面的に展開いたします。
第1弾となる今回は、船橋市最大のイベント「ふなばし市民まつり」でのプロジェクトです。船橋の地名の由来ともなっている”船”をシンボルとした「うちわ」を、特設ブースにおいて、参加者とともに作成します。
世界に1本だけのアート性の高い「船うちわ」とともに、まつりを楽しんでいただく趣向です。ご多忙の折とは存じ上げますが、ぜひともお運びください。
コンセプト:もったいないから捨てられないうちわのアート作品
一点ずつ手作りであることがわかり、大切にもって帰りたくなるもの(お祭りの後、うちわがたくさん捨てられているというような話を聞いたことがある)。
テーマ:
【1】船で橋をかけるまち、ふなばし
船で橋をかけたことに由来する地名や、実際に海老川にかかっている船を模した橋など、地域のストーリーを読み込んだうちわは、「なぜ船がうちわに?」という素朴な疑問と「だってここは船橋だから」という問答を自然発生的に起こし、コミュニケーション・ツールとして機能するでしょう。
また、これは2006年から行っている一連の企画との連続性を下敷きにしているものであり、「あ、この船って、もしかして…」といった感じで、この秋の「きらきら夢ひろば」への布石にもなっています。
【2】平面から立体が生まれる、というあり方、驚き
絵画の平面性が取りざたされる一方で、それでも絵画の特性のひとつは、平面に立体を表現することにあると私は思います。初心に立ち返って考えるなら、平面の限られたスペースに立ち上がる立体的な像は、まさに驚き以外の何ものでもありません。
私の平面作品への驚きや関心を絵画でない方法で表現したものが、本シリーズです。
今後のスケジュール:2008年11月15日「HONCHO-BEACH」@船橋市本町通り「きらきら夢ひろば」ほか
主催:特定非営利活動法人コミュニティアート・ふなばし
お問い合わせ:PXZ06005@nifty.ne.jp
http://www.communityart.net/